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石坂敬一×立川直樹対談集『すべてはスリーコードから始まった』刊行記念イベント開催、ゲストにSUGIZOも

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2016年4月22日、ローソンHMVエンタテイメントから石坂敬一/立川直樹対談集『すべてはスリーコードから始まった』が刊行され、発刊を記念して同日、HMV&BOOS TOKYOにて、2人が出演するトークイベントが開催された。

石坂敬一氏は東芝EMIでキャリアをスタートさせ、日本ポリグラム/ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック・ジャパンの代表取締役社長、CEO、会長などを歴任した日本を代表するミュージックマン。一方の立川直樹氏はメディアの交流をテーマに音楽、映画、美術、舞台など幅広いジャンルで活躍するプロデューサーであり、音楽評論家だ。

話はまず、1969年の二人の出会いについてから始まった。

「立川さんはその頃、ヒッピーな生き方をしていて、僕はレコード会社の社員。でも、話していると中身が非常に濃くて、自然と仲良くなっていきました」(石坂)

「夜な夜な遊んでいる僕を見て大森さんが、“そんな生き方してたら死んじゃうよ”って言って、石坂さんを紹介してくれたんです」(立川)

ステージの後方には、石坂が手掛けたアナログ・レコードがずらりと並べられている。その中から、73年発売のビートルズのベスト盤、通称“赤盤”(ザ・ビートルズ1962年〜1966年)・“青盤”(ザ・ビートルズ1967年〜1970年)と、ピンク・フロイドの『狂気』が紹介された。どちらもブックレット内には立川が作成した詳細な年表が掲載されている。

「それまでは自分の感想だけを書いているようなライナーノーツが多かった。でも、きっちりしたデータと文学性の両方がないとダメだと当時の石坂さんは力説していました。それで、僕が年表を作成したんです。イギリスの『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』や日本の音楽雑誌を隅から隅まで調べ尽くして作りました」(立川)

ここで特別ゲストとしてSUGIZOが登場。彼は2人の仕事から大きな影響を受けてきたという。

「僕はお二人が出会った1969年生まれ。まさに石坂さんと立川さんが敷いてこられたレールの上を育ってきました。これからも、心中する覚悟で尊敬するお二人に食らいついていこうと思います」(SUGIZO)

話は現在の音楽シーンにも切り込んでいく。

「僕は、音楽をアートとして、学問として捉えたい。ロック・ミュージシャンはそうあるべきだと思っています」(SUGIZO)

「インターネットもなく、いろいろ不自由だった時代は、何事もリアルだった。そこに行かないと分からないことや、感じられないことがいっぱいあった。音楽も同じで、今はそういうことを思い出さないといけない」(立川)

そして、3人がロックの未来に期待するものは何かが語られた。

「日本のロック・ミュージシャンの体格がもっと良くなると、もっと大きな音、もっと良い音になっていくはず。そうなるといいなと思います」(石坂)

「ロックは、美術や文学と同じように、もう一回語られるようになるべき必要がある。美術史みたいにロック史を整理して伝えていくのが、未来に向けて僕がやりたいと思っていることの一つ」(立川)

「一曲一曲、音楽の大切さとか、重たさとか、尊さが、もっと伝わってくれるといいなと作り手として思う。ロックを正しく、大胆に、ぶち壊しながら伝えてくれるような伝道師に、リスナー一人一人がなってほしい。僕は石坂さんと立川さんの影響でそう育ってきたから、そのバトンを、感謝と愛情をもって次の世代に渡したいと思います」(SUGIZO)

トーク終了後には、石坂と立川によるサイン会が行われた。そこには多くのSUGIZOファンも並び、ロックの歴史の重みを感じながら、両者からサインをもらっていた。

商品情報

書籍『すべてはスリーコードから始まった』
仕様:四六判/並製/口絵8P+本文320P/定価2,300円+税
ISBN978-4-86113-280-3 C0073
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