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押さえておこう!仕事中によく聞く「シーン別・ビジネス用語」の基礎知識

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社内の会議やクライアントとの打ち合わせのときに、聞き慣れないカタカナ言葉やアルファベットの略語を耳にして、「どういう意味だろう?」と戸惑ったことはありませんか?「フィジビリ」「フィンテック」…などと言われても、ピンと来ないまま会話に参加できなかった人もいるのでは。とはいえ、その場で聞く勇気はない。後で調べようと思いながら、つい忘れてそのままにしてしまう――。今回は、そんな人たちのために、覚えておくと便利な最新ビジネス用語をシーン別にご紹介します。


社内外の会議でよく聞く言葉

まず、社内の会議やクライアントとの打ち合わせの場でよく使われるビジネス用語を取り上げます。「知っている」という人も、間違った意味で覚えていないか確認してください。

●エビデンス

「証拠」という意味です。医療や科学などの分野では、新しい仮説を発表するときに、説を裏付ける明確なエビデンスの提示を求められます。一方、ビジネスシーンで使う「エビデンス」は、後から「聞いていない」「伝えたはずだ」という「言った、言わない」のトラブルを避けるために、取り決めた内容や交わされた議論の要旨・ポイントを文書やメールなどの形で残しておくことを意味します。

●ローンチ

新サービス・新商品の販売や使用を実際にスタートさせることです。特にWebサイトを立ち上げて初めて公開するときによく使われます。似た意味を持つ言葉に「カットオーバー」があります。ローンチと違う点は、カットオーバーは新サービスの立ち上げだけでなく、既存システムのバージョンアップをお知らせする場合にも使うことです。

●フィジビリ

「フィジビリティスタディ」の略で、事業計画やプロジェクトが実現可能かどうかを調べるための事前調査・研究という意味です。「実験的に行う」という意味でも使われます。英語の頭文字「Feasibility Study」を取って「FS」と略されることもあります。

●A/Bテスト

2つある選択肢のうち、どちらが良いかを見極めるテストです。Webサイトのページやバナー広告などの効果測定のために行われます。たとえばWebページなら、ページ全体またはページの一部を「A」「B」2パターン用意し、どちらがより効果的かを調べます。「スプリットテスト」とも呼ばれます。

●NDA

「Non-Disclosure Agreement」の略で、日本語では「秘密保持契約」といいます。企業や個人が取引を行う過程で得た業務情報や個人情報などの秘密事項を、許可なく第三者に開示しないと取り決めた契約のことを指します。双方合意の上で一方が相手方に求めるケースと、双方が互いに求めるケースがあります。

会社の方針に関する略語

次に、会社の方針に関連したアルファベットの略語についてご紹介します。部署によっては頻繁に使うものや、会議で配布された資料などでよく目にする言葉があるかもしれません。

●ES、CS

ESは「Employee Satisfaction」の略語で、「従業員満足」という意味です。職場環境や人間関係が良好な会社は社員が働きやすいものです。会社の戦略として「ESの向上」を掲げる場合は、社員が気持ちよく元気に働ける会社を整備するという意味になります。一方の「CS」は「Customer Satisfaction」の略語で、「顧客満足」のことです。顧客が商品を購入する前に抱いていた期待感と購入後の感想を比較し、期待通り、または期待以上であれば「CSが高い」ことになります。

●CI

「Corporate Identity」の略語で、簡単に言うと企業のロゴやシンボルマーク、コーポレートカラーのことです。それらは企業の経営理念や個性を視覚的に表現しているので、CIをつくって発表することで、社内外の企業イメージを統一する目的があります。

●CSR

「Corporate Social Responsibility」の略語で、「企業の社会的責任」という意味です。企業というのは、株主や社員、顧客だけのものではありません。社会の中にあって初めて存在意義があるのだという自覚を持ち、ただ利益を追求するだけでなく、国や自治体、地域社会に対して積極的に貢献することが大切であり、それが企業としての社会的責任だという考え方です。

●IR

「Investor Relations」の略語で、「投資家向け広報活動」の意味です。投資家が的確な投資判断ができるよう、企業が決算などの財務状況や経営状況などを適切に開示して情報提供を行うことです。

●CRM

「Customer Relationship Management」の略語で、「顧客管理」という意味です。具体的には、情報管理システムを使って顧客のデータを細かく分析・把握し、一人ひとりの顧客に合ったきめ細かなサービスを提供することで、顧客満足を高めることです。

ニュースでよく聞く最新ビジネス用語

最後に、テレビのニュースや新聞、雑誌などで最近よく使われる用語をご紹介します。

●フィンテック

「ファイナンス」(Finance)と「テクノロジー」(Technology)を合わせた造語です。「金融IT」とも呼ばれ、金融とITを融合させて、より便利な金融サービスを提供することを意味します。スマートフォンからクレジット決済で商品やサービスを購入できる「モバイル決済」が身近な代表例です。

●インバウンド

本来は「入ってくる」「内向きの」という意味ですが、最近ニュースでよく使われるのは、海外から日本を訪れる旅行、または訪日外国人客のことを指しています。外国人が日本に来て観光やショッピングなどでお金を使うことを「インバウンド消費」といい、大量の商品を購入する「爆買い中国人」が話題になりました。2015年度の訪日外国人客は約2135万人と初めて2000万人を突破しました。政府は、東京オリンピックが開催される2020年までに年間の訪日外国人客を4000万人に増やすことを目標にしていますが、一方で宿泊施設の不足を懸念する声も出ています。

●IoT

「Internet of Things」の略語で、「モノのインターネット」と訳されます。これまでITと無縁だったモノを含め、あらゆるモノをインターネットにつなぐことで、ビジネスや生活の在り方が大きく変わると期待されています。例えば、道路や橋の状況をネットで管理すれば、適切なタイミングで修理・補修を行い、事故を未然に防ぐことができます。

●VR

「Virtual Reality」の略語で、「仮想現実」と訳されます。コンピューターによってつくられた三次元の空間を、あたかも現実であるかのように体感させる技術のことです。2016年にはVRを活用したゲームがいくつか発売される予定で、「VRゲーム元年」になると言われています。

●AI

「Artificial Intelligence」の略語で、「人工知能」を意味します。コンピューターに人間の言葉を理解させ、人間と同じような推理・判断・認識などの知的活動ができるようにしたものです。最近では、将棋や囲碁のプロ棋士にAIが勝利して話題になりました。一方、米国の著名な起業家イーロン・マスク氏のように「AIは人類にとって、核兵器よりも危険な存在になる可能性がある」と訴える人もいます。

知ったかぶりは禁物!用語は正しく使いましょう

最新のビジネス用語を15個ご紹介しましたが、いくつご存じだったでしょうか? 毎年のように新しい用語が誕生し、ブームがあるビジネス用語。用語の正しい意味を知ることで、ビジネスシーンにおけるコミュニケーション力もアップするでしょう。社内の会議やクライアントとの打ち合わせのとき、今度は自信を持ってビジネス用語を使ってみてください。

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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