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社会人3年目のあなたへ。ブレイクスルーを見出すために、知っておきたい「5つのヒント」

社会人3年目のあなたへ。ブレイクスルーを見出すために、知っておきたい「5つのヒント」
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困難に直面し、解決の糸口が見えない。そんな時、真っ先にするべきこととは?もしかしたら、この記事が大きなヒントを与えてくれるかもしれません。

The Frontier Project』のリードコンサルタントMatt Johnson氏の主張。画期的なアイデアがデスクでは生み出せない理由を、氏はベートーヴェンのワークスタイルから考察していきます。

散歩を日課にON/OFF
前衛的だったベートーヴェン

Coffee beans on musical score

おそらくルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、歴史上において、最高のデスクワーカーだったと言えるでしょう。これは本当のことです。管理職を勤める人ならば、彼の自制心に対して少なからず嫉妬を覚えるはず。ベートーヴェンは、毎日夜明け前に起き、60粒のコーヒー豆を数えてからコーヒーを淹れ、デスクに座り、そのまま7時間休むことなく働いたそうです。

イギリス人ジャーナリスト、マルコム・グラッドウェルの著書『一万時間の法則』や、その他の検証方法から見ても、彼は反復行動に長けていたことが分かります。そして彼の作品は、音楽の未来を変えたのです。

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しかしこのデスクの話は、ベートーヴェンにまつわる物語のごく一部に過ぎません。仕事を終えると素早く夕食を食べ、近所のウィーンの森を、長時間散歩したそうです。この散歩に鉛筆と紙を2枚持参するのが日課だったとか。でも、これらの筆記用具は、彼の作曲とは直結しておらず、あくまで散歩のためだったようです。ベートーヴェン自身が知っていたかどうかは分かりませんが、こうした散歩が、彼にとってデスクに向かう時間と同じだけ重要だったと考えられます。というのも、彼が画期的な音楽を生み出すために必要不可欠な視点を与えていたから。

ベートーヴェンの日課は、当時としては一風変わったもの。でも、それは時代の先を行く前衛的な側面もあったのです。なぜなら、「物事から離れることによる力」が科学によってきちんと解明されたのは、彼の死後200年以上経ってからなのだから。

いま、私たちはそれを理解しています。稀代の作曲家が生きていた時代に比べ、もっと上手に対処できるはずなんです。それでは、なぜデスクに座ったままでは画期的なアイデアが生み出せないのか?その5つの理由を紹介していきましょう。

01.
デスクは考える場ではなく
実行(作業)するための場所

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心理学者のShelley Carson博士は、自身の著書『Your Creative Brain』のなかで、脳の働きをこう区別しています。あなたの脳が理性的な状態(論理的にアイデアを実行している時)と、脳が何かを吸収している状態(あなたが観察し、その情報を取り込む時)。物事を創造的に行うためには、両者のバランスが取れていることが大前提。

デスクは、あなたが理性を働かせて何かを考えるには最適な場所。デスクには、コンピューター、カレンダー、携帯電話やその他の道具、使えるものがたくさんありますよね。けれど、その環境は、脳が何かを吸収するために必ずしもいい影響を与えているとは言えません。
それはなぜか?とても簡単。デスクに何もない状態の場合、脳は新たに異なる刺激を見つけ、それを吸収しようとするからです。ちょうど、ベートーヴェンがウィーンの森で作曲していたのと同じことが言えます。

02.
考えに行き詰まったら、
とにかく歩く!

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