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【ネット系女子!】中高生に人気の秘密は”ラブラブなブログ”にヒントあり!? シンガーソングライター 井上苑子さん

ネットを騒がせている女性をご紹介する「ネット系女子!」。連載第2回目は、中高生を中心に人気を集めるシンガーソングライター、井上苑子さん(18歳)。この春、高校を卒業したばかりだ。

スマホで簡単に生中継ができ、若年層を中心に1,000万人以上のユーザーが登録している映像配信サービス「ツイキャスで注目を集め、視聴者が200万人を突破。2015年7月にリリースしたメジャーデビューミニアルバム「#17」のリード曲「大切な君へ」がLINE MUSICで250万再生、YouTubeでも400万再生を突破。

デジタルネイティブの若年世代にとって、インターネット、SNSの口コミがヒットの新しい要素へと移り変わっているなか、井上さんが中高生に人気を集めている理由のひとつが、恋する女の子の切ない恋心を切り取った等身大の歌詞。5歳から携帯電話を使い、小6でスマホを使いこなす、まさにデジタルネイティブである彼女は、ネットを通じ、同世代の共感を歌詞に変え、SNSを使い直接ファンと交流し、創作ヒントをさぐる、といったまったく新しいタイプのシンガーソングライターでもある。そんな彼女の創作の秘密に迫ってみました。

ファンが望んでいる「わかるわ〜」が自分の曲づくりのポイント

定額制音楽配信サービス「KKBOX」および「うたパス」で行われている、アーティストと一緒に音楽を聴きながらチャットを楽しむオンラインイベント「Listen with※」で、マンスリーイベントのレギュラーDJに抜擢された井上さん。イベント収録前に取材に伺うと、元気な挨拶で出迎えてくれた。

――「ツイキャス」では視聴者200万人! すごい注目を集めましたが、始めたきっかけは何だったんですか?

「私が高校に入学したとき、友人たちの間でちょうどツイキャスが流行っていて。自分と同世代の子たちが自由に動画を配信しているのを見て、単純に面白そうだったので始めました(笑)。最初はただ喋るだけだったんですけど、配信を見ている人からこんな曲を歌ってほしいってリクエストが来て、じゃあ、歌ってみようかなって。それから徐々に見ている人が増えて、2015年にメジャーデビューをした頃には200万人を超えていました」

――どんな曲がリクエストされるんですか?

「いま流行りの曲が多いですね。あと、芸人さんの歌ネタを振られるときもあります。ちょっと大変なんですけど(笑)。テンション高いときはアカペラでやったりします」

――ツイキャスを始めたことで、自分の歌に何か影響はありましたか?

「ありますね。リクエストで初めて知った曲はあとで聞いたりしています。いま流行っているのはこんな曲なんだ、何がいいのかなって自分で分析するようになりました。私の配信を見ている人は高校生が多いんですけど、みんな自分自身と重ねられる歌詞が好きなんです。『なんか、わかるわ〜』っていう部分。私が曲を書くときも、そこをあえて意識して入れています」

――井上さんご自身の経験から生まれたわけではないんですね。

「全然違います(笑)。リアルな恋愛っていうのもいいんですけど、私はちょっとありそうでなさそうな、少女漫画のような世界観の恋愛ソングが書きたいんです。作詞するときは、参考のために少女漫画や携帯小説を読みます。あと、すごくラブラブなカップルのブログをチェックしたり……」

――えっ? どんなブログですか?

「ひたすらカップルののろけが書いてあるブログです。『デコログ』っていうブログサービスに多いんですけど。本当に幸せそうで、読んでてキュンキュンするんですよ」

――自分もこんな恋をしたいな、とか?

「思いますね! でも、いまはちょっといいかな(笑)」

――井上さんはSNSを通してファンと積極的に交流していますね。

SNSは、自分のことを自由に発信できる貴重な場所だと思っています。よくSNSで自分の名前を検索するんですけど、褒めていただいているのを見ると自信になりますしね」

――SNSでは、プライベートと仕事で気持ちの切り替えをしていますか?

「基本的にどちらも素のままで行動しているので、気持ちはあまり変わらないです。でも、SNSを使うときはちょっと違うかな。今の子って、アーティストを調べるとき、まずSNSを見ることが多いですよね。HPを見る概念があんまりない。だから、SNSで仕事のお知らせをするときはきちんとしなきゃって思います。フォロワーが少なかった以前より、誤字脱字にも気をつけるようになりました。最近は、投稿する前に読み返して清書するようにしています」

常に歌が身近にあった幼少期

――シンガーソングライターとして活動を始めたきっかけはなんですか?

「小さい頃から歌が身近にある環境で育ってきた影響もあり、歌が大好きな子どもとして育ちました。小学校5年生のときに、母がボイストレーニングに通わせてくれたことをきっかけに、本格的に歌を歌うことを始めたんです」

――3歳からBon Joviを歌っていたそうですね!

「母がBon Joviをすごく好きで、ずっと家で流れていたので、聴いたまま歌っていました。いまもその時に覚えた空耳の英語のまま歌っているので、絶対間違えていると思います(笑)」

――路上ライブを始めたいきさつは?

「もともと人前で歌うことがすごく好きだったんです。もっといろんな人に自分の歌を聴いてもらいたいと思っていたとき、路上ライブをやっている人を見かけたんです。これだったら私もできると思って始めました」

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