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アルバイトでも有給休暇はもらえるのでしょうか?

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Q.

 色々なサイトを見たのですが、自分が有給休暇を貰えるのか、貰えるなら何日かと言うのがよくわからないので、教えてください。
 アルバイトで週5~6日勤務、勤務時間6.5~7時間、勤務期間は1年になります。あと、ついででいいので、全労働日と言うのは無休の店舗だと365日の8割ということでしょうか?

(20代:女性)

A.

 結論から申し上げて、ご相談者様の場合、有給休暇の取得が可能であると考えます。その理由を以下に説明します。

 まず、アルバイトでも法律で定められた所定の勤務をしていれば当然に有給休暇(年休権)が付与されます。ただ、何日間の有給休暇が付与されるかは勤務状況によって異なります。
 週5日以上または、1週間で30時間以上働いている場合は、(雇用開始から6ヶ月間経過していて、全労働日の8割以上出勤していれば)有給休暇の取得が可能です。

 全労働日とは、簡単に言えば会社が定める「この日は出勤する日」という風にお考えいただければと思います。
 通常の会社であれば月曜日から金曜日となるでしょう。アルバイトでは、いわゆる「シフト勤務」が多いのではないかと思います。このシフトが割り振られた日が労働日で、全労働日とは「割り振られたシフトのすべて」と考えてください。
 「全労働日の8割以上」とは、これらの労働日に対して、8割以上出勤し、きちんと働いているかどうかということです。会社が営業している日ではなく、あくまで「その人が働く責任を負った日」ということがポイントです。

 上述のシフト勤務の場合、働く時間帯や時間の長さがまちまちになることが多いのではないでしょうか。そこで、法律上はこうしたアルバイトの場合「比例付与」という考え方を用いて、有給休暇の日数を決めています(参照:労働基準法39条3項労働基準法施行規則24条の3)。

 比例付与か通常付与かは、週の労働時間が30時間未満かどうかを確認することである程度判断ができます。30時間以上であれば通常付与と考えて差し支えないかと思います。

 次に、週の所定労働日数が4日以下かを確認することもポイントと言えます(4日以上なら基本的に通常付与となる可能性が高くなります)。
 ご相談者様の場合、週5~6日の勤務で、少なくとも1日に6.5時間は勤務されているわけですから、週4日以上、30時間以上の水準を満たすため、勤務開始から半年が経過していれば10日以上の有給休暇が取得できることになります。

 一度、勤務先に確認されてはいかがでしょうか?アルバイトだからといって有給が取得できないということは「法律上は」ありません。
 ただ、企業によっては「アルバイトなのに有休なんて」と思われるケースもなきにしもあらずです。真摯に説明して、会社にも納得してもらって有給取得を行ってください。
 もし話がこじれるようでしたら、管轄の労働基準監督署などにご相談されるのも一つの方法です。

元記事

アルバイトでも有給休暇はもらえるのでしょうか?

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