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見合いイヤがる同居の34歳娘 親は負担軽減のため独立願う

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 老後破産や下流老人に陥る危険性には、自分ではどうすることもできない要因がある。その最大リスクが、「親と子」である。親の介護と子供の世話を同時にするダブルショックで「老後親子破綻」に追い込まれるシニア世代が続出している。

 神奈川県在住のA氏(58)は地方に住む老親を家に呼んだ。「子供が就職して独立するから、空いた部屋に親を住まわせて面倒を見るという計画だったが、いつまでも結婚しない娘のパラサイト化によって、意図せず三世代同居してしまったという。

「石川県の実家に単身で暮らしていた85歳の母親が腰を悪くしたので、東京の家に呼んだんです。最期くらいは看取ってあげたいという思いがありました。

 ところが、『就職したら1人暮らしをする』と言って出て行った娘が、『家賃がもったいないから』と実家に帰ってきてしまった。『女性は20代で結婚』という古い考えを持つ母は、孫娘の将来を心配しています……」

 かねてから男性の未婚率上昇は社会問題として指摘されてきたが、最近はこうした「行き遅れ娘」も増えている。30~34歳女性の未婚率はこの20年間で13.9%(1990年)から34.5%(2010年)まで上昇した。親側にも「未婚の娘は親元に置いておきたい」という心情もあるだろうが、そうなれば家計負担増は避けられない。

 三世代同居の鹿児島県在住のB氏(72)に話を聞くと、寝たきりの義母の介護は「子供として当然のこと」と受け止めているが、同居する娘の話になると、途端に顔が曇る。

「34歳になる娘は、妻が見合いを勧めても『面倒くさい』の一点張り。娘は家にお金も入れず、私たちは老後貯金を切り崩して生活している。ほぼ寝たきり状態の義母も同居しているので負担は大きい。早く独立してほしいです」

 高齢の親を抱えながら、パラサイト化する子供たちの面倒を見なければならないという「ダブルケア」に直面する人は少なくない。

※週刊ポスト2016年4月29日号

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