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日本だったら100%立入禁止!エチオピアの秘境「エルタ・アレ火山」は熱気で呼吸も出来ない!

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日本だったら100%立入禁止!エチオピアの秘境「エルタ・アレ火山」は熱気で呼吸も出来ない!

最近テレビ番組「クレイジージャーニー」でも取り上げられたというダナキル砂漠のエルタ・アレ(Wiki)(Erta Ale)火山。

活火山の山頂には溶岩湖があり、マグマが光り輝きながらうねる大迫力のシーンを、日本だったら確実に立入禁止になるほどの間近から見下ろせます。

日本語のガイドブックに掲載されていないこともあり、情報は十分といえない状況かと思います。以下は当地を私が2016年2月に訪問してきたときの記録です。

 

行き方

A(赤)アディスアベバ、B(黄)メケレ、C(緑)エルタアレ

photo by googlemaps
A(赤)アディスアベバ、B(黄)メケレ、C(緑)エルタアレ

ゲートになるのはエチオピアの首都アディス・アベバ。日本から一番楽に行けるのはエチオピア航空。

成田からアディス・アベバまで直行便が週3便(行きは水金日、戻りは火木土)。

夜9時過ぎに出発して翌朝7時過ぎにはもうアフリカです。または、ドバイ乗換にはなるが毎日便があるエミレーツ航空も便利です。

 

エチオピアの首都アディス・アベバからは、バスか国内線飛行機でメケレ(Makele=MQX)を目指します。

バスなら早朝発で1日がかりの移動になります。国内線は1日3便以上あり、1時間で行けます。

 

私は南スーダンから飛行機でアディス・アベバに飛び、そのままメケレに国内線で飛びました。

メケレの空港にはATMがあり、現地通貨ブルをクレジットカードで調達することもできました。

空港に待機しているタクシーはなく、困っていたところ、同じ便でやってきた親切な人に街の中心地まで送ってもらいました。

 

エルタ・アレ火山には、塩のキャラバンとセットになっている3泊4日のダナキル・ツアーに参加するのが便利です。

というか、国境付近での護衛兵士の調達等の手続きがあるので、ツアーに参加せず個人で行くのは事実上無理でしょう。

メケレの街の中心地はこじんまりとしており、旅行代理店は簡単に見つかります。

 

私は、事前にメールで連絡をとっていたETTという代理店で450米ドルでツアーを申し込みました。

クレジットカードが使えるといわれていたものの、私が持っていたビザカード・マスターカードはどちらも使えず、予備で持っていたアメックスが辛うじて利用できただけでした。

米ドル現金を持って行くことをお勧めします。

 

季節と持ち物

ダナキル・ツアーに適した季節は限られます。

ガイドによると、7-8月頃の雨季にはツアーが実施されないか、されても非常に蒸し暑く気温が50度前後に達します。

一方、11月から3月頃の乾季は気温も低くツアーも毎日のように実施されているそう。

ただし、年末年始はとても混み合い、ツアー参加者が40人(4WD10台)になることもあるそうです。私が参加したのは2月下旬で、季節的にも、人数的にも(10人)快適でした。

 

持ち物に関しては運動靴とヘッドライトが必要で、それ以外はツアーの方で用意してくれますが、設備のレベルは旅行代理店によって左右されます。

私の参加したツアーは格安のため、テントを張っている他のツアーを横目に、マットレスをしいて寝袋で野宿しました。

中国人女性の一人は「こんなところで野宿はできない」と、石で積み上げられた鎌倉状のドームを別料金(800円相当)を払って借りていました。

 

ツアーに同行する料理人は、西洋人の好みを心得ており、1日3食の食事はおいしかったです。

ミネラルウォーターもツアー代に含まれており、足りなくなることはありませんでした。

(c)km777 ここからエルタアレ火山火口まで徒歩3時間半

Photo by KM777

ここからエルタアレ火山火口まで徒歩3時間半

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Photo by KM777

猛暑を避けて夕方から火口に向けて歩き始める。山頂までの傾斜はほとんどない。

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Photo by KM777

カルデラの淵につくとようやく火口が見える。ズーム使用。

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Photo by Km777

夕食はラクダの背に乗せて山頂まで持ってきてくれた。

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Photo by KM777

中国人女性が追加料金を出して借りた石積みの鎌倉

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Photo by KM777

足元は数週間に冷えて固まったマグマ。シャリシャリしており、パリンと割れる。

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Photo by KM777

明け方の写真!

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Photo by KM777

帰りは明るいので歩きやすい

 

求められる体力レベル

歩くルートの傾斜は非常になだらかですが、溶岩で出来た岩場で足元が悪く、しかも夜道をライトで照らしながら行くため、それなりにしんどいです。

ふもとの軍のキャンプを夜5時半に出て山頂についたのは3時間半後の午後9時ころでした。

 

私たちのツアーの参加者は、イギリス・フランス・イタリアの男性各1、イスラエル女性1、私を含む日本人男性2、中国人男女グループ4の合計10名でした。

年齢層は20代〜40代でしたが、全員が山頂までたどり着きました。

出発前日に宿で会ったイスラエル人のおじいさんのように、軍キャンプから山頂までラクダに乗せてもらうこともできるので、体力に自信のない人も行けないことはないと思います。

 

何がすごいか

山頂はカルデラ状になっておりその中央に溶岩湖があるため、歩いて上っているときには炎も何も見えません。

カルデラのへりに達して初めて、暗い闇の中、7-800mくらい先に、赤く光るマグマと白い煙が、いきなり視界に飛び込んできます。

日本の感覚からすると、そこから先は立入禁止ですが、この火山のすごいところは、火口の淵まで行けてしまうところ。

 

足をすくませながら見下ろすと、ぐつぐつ煮えたぎるマグマがまるで生き物のようにうねっています。

硫黄臭さというより花火の火薬の匂いが漂っていて、風が火口の方向から吹くとものすごい熱気で呼吸もできないほどです。

世界広しといえど、これほどの火山活動を間近で見られる場所を私は知りません。

 

一生に一度の光景が見られるエルタ・アレ火山。是非行ってみてはいかがでしょうか。

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