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電力の小売りが自由化 自然エネルギーの可能性は?【映画で学ぶ!世界の今】

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様々な社会課題に関連する映画を配給するユナイテッドピープルが映画で学べる世界のトレンドや知っておきべき現実について紹介するコラムです。


第4回 電力の小売りが自由化 自然エネルギーの可能性は?

4月1日から電力の小売が自由化されました。とても画期的な規制緩和に思います。内容をよく知らない、という人のために少しご説明しておくと、電力はこれまで大手10社だけが販売していました。ところが電力自由化によって文字通り電力の販売が自由化され、複数の事業者が販売することが可能になりました。消費者である私たちからすると、これからは自分に合った電力を選べる時代になりました。すでに4月1日時点で280社が小売電気事業者として登録(※1)されていることから、どれだけ大きな業界変革なのかお分かりいただけると思います。

※1 資源エネルギー庁「登録小売電気事業者一覧」

自然エネルギーが電力自由化でさらに発展する可能性は?

東日本大震災後、注目を集めているのが太陽光や風力などの自然エネルギーです。震災の翌年、2012年7月1日には太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスを用いて発電された電気を、国が定める固定価格で一定期間電気事業者に調達を義務付ける固定価格買取制度(FIT)が電力の小売自由化に先駆けてスタート(※2)しており、これまでの数年間でも自然エネルギー導入が爆発的に伸びたことがわかります。例えば、太陽光発電の累計導入量が2010年には390万kWだったのに対して2013年には約4.5倍の1,766万kWとなっています(※3)。皆さんが大人になって、電気を買う側になった時には、これと比較にならないぐらい伸びているかもしれません。

※2 資源エネルギー庁「なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度」

※3 資源エネルギー庁「平成26年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2015)

自然エネルギー大国デンマークを舞台にしたドキュメンタリー映画

自然エネルギー大国として注目を浴びている北欧の国に、デンマークがあります。デンマークは水力を除いた自然エネルギー発電容量で、国民一人当たりの発電容量が世界一の国なんです。2013年には全電力の33.2%が風力でまかなわれています(※4)。

そんなデンマークのサムソ島という島を、10年かけて自然エネルギー100%の島に転換させた立役者で、2008年にTIME誌の「環境ヒーロー」に選出されたソーレン・ハーマンセンなどの取り組みなどを紹介する、『パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~』という映画があります。この映画を観ると、自然エネルギーが選択されているという事実だけでなく、エネルギーを自ら生み出す人々も増えている様子を知ることができます。日本でも今回の電力自由化をきっかけに、そんな動きが加速するのかどうかが今から楽しみですね。

※4 REN21(21世紀のための自然エネルギー政策ネットワーク)「自然エネルギー世界白書 2014」

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