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SXSW公式イベント【JAPAN HOUSE@SXSW2016】報告会レポート、「人間同士によるコミュニケーションの最小限とは、何なのか」

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 SXSWのオフィシャルイベント【JAPAN HOUSE@SXSW2016】の報告会が、4月22日に東京都内にて行われた。

 【JAPAN HOUSE@SXSW2016】とは、日本の文化や哲学を背景に、音楽、フィルム、インタラクティブにおける最新の技術やコンテンツをPRするイベントだ。今年で第二回目を迎え、前回を遥かに上回る4024人が会場を訪れた。

 本イベントの今年のテーマは「人間性の拡張」。各登壇者からの報告に先立ち、クリエイティブディレクターの大岩直人氏が登場し、リアルとバーチャルが対義語ではなく、リアルとバーチャルが共存するようになった現代だからこそ「人間とは何か、人間性とは何かを考えたいと思った」とテーマに込めた意味を説明した。この日、報告を行ったのは神戸大学の杉本真樹氏やNTT MD研究所の東中竜一郎氏など計7名。ドリコムの吉田優華子氏はJAPAN HOUSEへの参加を終え「スマートフォンが普及した際、最初に流行したものはtwitterだった。140文字以内に面白いことを言える人がヒーローであり、ユーザーはコピーライターだった。次に流行ったのはインスタグラム。オシャレな写真をアップできる人がヒーローであり、ユーザーはコピーライターからフォトグラファーに変化した。そして、2016年はアニメーションや動画を使ったコミュニケーションがメインになるだろう。実際、【SXSW2016】で人々は、絵文字ではなくgifを送りあい、電話ではなくテレビ電話で会話をし、目の前の人と会話している様子をSnapchat。今後、日本でもSNSの主流がSnapchatになるのではないか」と見解を述べた。

 また、NHKエンタープライズはサカナクションのライブ映像を、8Kの画質と22.2チャンネルのサラウンドで体感できるデモンストレーションを実施。70回上映し、のべ1500人が来場し初回から立ち見が出るほどの盛況ぶりを見せたという。NHKエンタープライズの田邊浩介氏は「ライブや舞台ではなく、映像であるにも関わらず、上映後には拍手が沸き起こっていた。それほど没入感があったということではないか」と述べた。

 そして、最後に登場したのは大阪大学の石黒浩氏。プレゼンテーションは成功したが、そもそもアンドロイドを海外に運ぶにあたってトラブルが起こってしまったという石黒氏は、3つに分解されたアンドロイド“Geminoid HI-4”の写真をスクリーンに映しながら、トラブルの内容について明かし、会場を沸かせた。そして、今後の研究について「アンドロイドの研究というのは、ロボット社会のみならず人間同士の関わりの本質を教えてくれる。人の存在感を感じる最低限のメディアとは何なのか。来年は、もっと進化したロボットでSXSWの参加者達を、圧倒的に驚かせたい」と意気込みを見せた。

 最後に実行委員の山口哲一氏は、「SXSWは音楽のフェスティバルだが、本質は勉強会でありネットワーキングの場である。さらに今年からSXSWは新しいフェーズに入ったと思う。日本のイノベーションのためにも、もっとSXSWを活用していけるのでは」と締めくくった。

◎第一部レポート
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/37280

◎【SXSW2016報告会】
日時:4月22日(金)18:00~21:00
場所:AOI Pro.大崎本社
第一部:【SXSW 2016】視察報告
第二部:【JAPAN HOUSE @SXSW2016】報告
More info:http://jpnhouse.com/

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