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醜い感情との戦い。難航する不妊治療…お腹の大きい友人や妹に会うのが辛すぎて

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私は、不妊治療で3年ほど婦人科に通い、現在妊娠7ヶ月です。

妊娠するまで、友人の妊娠・出産のたびに、自分の中にどうしようもない黒い塊のようなどろどろとした感情を抱いては苦しみました。

(私より後から結婚した友人が…)

(なんで私には授からないんだ…)

本当に苦しい日々でした。

でも、いざ赤ちゃんに会いに行くとやはり可愛くて、素直におめでとうと思うことが出来たのがせめてもの救いでした。

1番辛かったのは、お腹が大きい妊娠中に会うことでした…。

一方、私の不妊治療は体外受精までステップアップしていました。

採卵1回、移植3回…全て真っ白陰性。

着床すらしませんでした。

残る凍結卵は、2つ。

私は、それを使わぬまま通院を中断しました。

もう、心が壊れそうでした…。

そしてそんな中、実の妹が妊娠しました。

甥か姪が出来る。

それは本来、手放しで喜ぶべきこと。

しかし私は、

「初孫は私が生むはずだったのに」

こんな自分勝手な感情を抱き、妊娠中の妹に優しくすることが出来ず、避けていました。

最低な姉です。

酷い態度しか取れない自分を嫌悪して落ち込む日々でした。

主人は、こんな私を一切責めることもなく、いつも話を聞いてくれました。

支えてもらって、本当に感謝しています。

「夫婦2人きりで生きることになっても幸せなことに変わりはないよ」

と、よく話してくれました。

私も、この人となら2人で一生幸せに生きていけると思っていました。

妹の出産が近付き、いつ会いに行こう…行かなきゃ…そう思っていた矢先。

凍結卵の凍結期限が迫っていると病院から連絡があり、残りの卵を使い切る決心をして4回目の移植にチャレンジしました。

そして、陽性判定を頂くことが出来ました。

自分が妊娠したことで、妹の出産後もすんなり会いに行くことが出来ました。

しかし、そんな手のひらを返したような自分の態度を我ながら卑しく思いました。

後から母から聞きましたが、妹の妊娠を私が喜んでいない様子に、妹はひどく悲しんでいたというのです。

当たり前ですよね…。

本当に酷いことをしたと思っています。

でも、私には直接そんな悲しそうな態度を出さなかった妹に心から感謝しています。

今、また以前のように仲良く接することが出来るのは、妹の優しさのおかげです。

私の不妊治療期間は、自分の中の醜さを嫌というほど感じる期間でした。

周りにも迷惑、心配を掛けたことと思います。

あの時の私はどうすることも出来ませんでした。

子供が欲しいのに授からないことは、経験のない人には理解できない苦しみだと思います。

もし私と同じような醜い感情で苦しんでいる方がいるとしたら、自分を責めないで下さい。

最低限の礼儀(おめでとうの言葉や、出産後にお祝いで会いに行くことなど…)だけは尽くして、自分のことも大事にしてあげてください。

望むすべての方に、子供が授かりますように。

著者:pk

タイミング療法、人工授精、体外受精とステップアップし、4回目の移植で妊娠しました。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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