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価格・品質・間取り・省エネ 「注文住宅」を選ぶ4つの理由

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注文住宅、新築一戸建て、中古一戸建て、新築マンション、中古マンション……。新居を得る方法はいくつもあるが、その中から「注文住宅」をピックアップして、そのメリットを紹介しよう。

マンションに比べて 一戸建ては価格上昇が緩やか

住宅種別ごとの価格の動きを見ると、新築マンションの上昇幅が大きいことがわかる。特にこの2年間ではそれが顕著で、2015年の首都圏平均だと前年比で9.1%アップ。全国平均でも7.2%アップを記録している。

中古マンションも新築マンションに連動した動きを見せるケースが多く、この数年間はやはり値上がり傾向にある。

一方、新築一戸建ては新築マンションに比べると価格推移が緩やかで、同様に注文住宅建築費も変動幅が少ないことがわかる。マンションと一戸建てを対比すると、平均価格からみて一戸建てのほうが手の届きやすい傾向にあると言えるだろう。

【図表1】各住宅種別の価格推移(出典:新築マンションの平均価格は不動産経済研究所調べ/新築(分譲)一戸建ての平均価格は東日本不動産流通機構調べ/注文住宅建築費は国土交通省調べ/※いずれも現在の価格とは異なる場合がある)(イラスト:加納徳博)

素材や構造を納得して選べるので、品質をコントロールしやすい

長く住む家だからこそ、構造や素材が堅固で、安心して暮らせる建物の品質を確保したいもの。それを自分でコントロールしやすいのは、注文住宅の特徴のひとつ。

モデルハウスや工場見学会を利用して、自分で住宅の品質を確かめてから信頼できる住宅メーカーに依頼できる。加えて施主と依頼先の距離が近いので、密なコミュニケーションを図りやすく、不安な点にも細かく対応してもらいやすい。

建築中も、現場に足を運べば互いに確認しながら家を建てられる。予算のバランスをとりつつ、素材や構造も自分で選択できるので安心感を得られるのだ。

【画像1】品質をコントロールできる3つのポイント。(1)親身になって話を聞いてもらいやすい (2)構造や素材などを自分で選べる (3)信頼できる住宅メーカーに依頼できる(イラスト:加納徳博)

親と同居するなら柔軟にプランニングできる注文住宅はおすすめ

親と同居するための多世帯住宅が増えているが、その理由としてアンケート(※)で最も多かったのがコスト面のメリットだ。住居費・光熱費・食費などの生活費を節約できること、土地・建築資金を分け合えたこと、「同居ならば」と親からの援助金を増やしてもらえたことなどが挙げられた。また、いつも身寄りがいる安心感、家事・育児面での親の協力、親の介護のしやすさも同居の魅力になっている。

しかし、多世帯住宅は親子で異なるライフスタイルを反映する必要があり、プランが複雑になりがちだ。その点、希望に合わせて一からつくり上げる注文住宅は、同居の恩恵と暮らしやすさを両立させる近道といえるだろう。

※調査概要1年以内に注文住宅を建てた男女へのアンケート調査(マクロミル調べ、有効回答数1641人)

国の後押しを受けて高まる エコ機運に対応しやすい注文住宅

政府は2020年を目標に、標準的な住宅で「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」の実現を推進している。ZEHとは、断熱・省エネ・創エネ・蓄エネなどの機能により、住まいにおける消費エネルギーをほぼゼロにできる住宅のこと。ランニングコストの収支がほぼゼロになるのが魅力だ。

しかし、それを実現するための各種設備は後から導入しにくいため、設計段階から要望を反映できる注文住宅は、最もZEHを実現しやすいといえる。

加えてエネルギー消費量の「見える化」により、日々の電気の使い方が簡単にわかるため、4月に導入された「電力自由化」では、自分たちの使い方に合うものを選びやすい点も有利になるだろう。

【画像2】ネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)実現のポイント(イラスト:加納徳博)●ネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)実現のポイント

<省エネ>

(1)日射遮蔽(しゃへい) …夏と冬で異なる日射角度に合わせて、軒や庇(ひさし)で夏場の日差しを遮り、冬場は室内の奥まで日の暖かさを取り入れる設計

(2)落葉樹…夏の日差しを遮り、冬は落葉した枝の間から日差しを取り入れられるよう、南側に落葉樹を植樹

(3)高効率給湯設備…自宅で発電したり、少ないエネルギーで効率的にお湯をつくり出す給湯器や燃料電池の採用

(4)HEMS…エネルギーの使用量や使用状況をいつでも確認できる「見える化」設備。省エネ意識が高まる

(5)常緑樹…北風を遮る防風林の植樹。室内環境の維持に貢献

(6)省エネ換気設備…室内と屋外の温度差を利用したハイブリッド換気システムなど、少ないエネルギーで24時間換気ができる設備の採用

(7)通風塔…開閉式のトップライトの採用。空気の流れをつくり出し、上昇気流に乗って建物上部にたまる熱を排熱できる

(8)高効率空調設備…少ないエネルギーで室内を快適な温度にできるエアコンなどの採用

(9)高効率照明設備…少ないエネルギーで必要な明るさを得られるLED照明などの採用

<蓄エネ>

(10)家庭用蓄電池…自家発電のエネルギーをためる家庭用蓄電池。暮らしに合わせて効率的にエネルギーを使用できる

<創エネ>

(11)太陽光発電システム…太陽熱を利用する発電システムなど、再生可能なエネルギーシステムの採用

<断熱>

(12)躯体の断熱…気密断熱性の高い窓・サッシを採用。躯体に十分な断熱材を入れ、外壁や屋根も断熱性の高いものを採用

マンション価格が高騰する中、一戸建ては価格推移が緩やかなので、予算をイメージしやすいといえそう。

中でも注文住宅は、素材や構造の選択肢が多く、自分で信頼できるものを選べるから、クオリティをコントロールできる。同居のような複雑な間取りにも対応可能なプランニングの自由度も魅力的。後から導入しにくいエコ設備も検討しやすく、プラン面でも建築面でも先々まで安心な納得の住まいを実現できるのではないだろうか。

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