ケチャップ、ピューレ、ペースト。トマト加工品の違いは?

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太陽の光をいっぱい浴びた完熟トマトはおいしさと栄養のかたまり! とはいうものの、すでに熟しているトマトはさほど長持ちするものでもありません。そこで誕生したのが、ケチャップやトマトピューレ、トマトペーストといった加工品。どれも見た目は赤で似通っていますが、それぞれの違い、知っていますか?

濃いほうが「ペースト」、薄いほうが「ピューレ」

トマトピューレの「ピュレ」とはフランス語。野菜や食材を加熱してミキサーなどですりつぶした後、裏ごししてとろみのある半液体状にすることを、料理用語では「ピュレする」と表現します。つまりトマトピューレはトマトをピュレしたもの。水とトマト(塩やローレルを入れる場合も)を煮詰めて水分を飛ばしたものが「トマトピューレ」とされています。パスタやピッツアなどに活躍するトマトピューレは、イタリア料理には欠かせない食材のひとつです。

一方、このトマトピューレの濃度をさらに高くしたものが「トマトペースト」です。トマトピューレをさらに煮詰めることで、トマト本来の旨味やコクを凝縮させたものがトマトペーストです。「濃いほうがペースト、薄いほうがピューレ」と覚えておきましょう。

じゃあケチャップは何でできている?

ピューレとペーストの違いはわかりましたが、一番身近なトマト加工品といえばやっぱりコレ、「トマトケチャップ」です。冷蔵庫のレギュラー調味料のケチャップですが、トマトに何を加えてどんなふうに作るかは意外と知らない人も多いのでは?

簡単にいうと、ケチャップはピュレしたトマトに砂糖や塩、酢、野菜、スパイスなどを加えて煮込んだ洋風調味料のこと。野菜は玉ねぎやにんにく、セロリなどの香味野菜が、スパイスはクローブやシナモンなどがしばしば使われます。市販のケチャップはすでに味が整えられているので、それ自体でもおいしく食べられるほど。

トマトは野菜の中でも旨味成分であるグルタミン酸をたくさん含んでいるため、加熱すると特有の旨味が引き出され、ひと味グレードアップします。これから旬を迎えるトマト、たくさん手に入ったら自家製ピューレやケチャップを作ってみてはいかがでしょう?

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