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「昆虫テクノロジー」が手術を変える?

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J-WAVE平日夜の番組「JAM THE WORLD」(水曜ナビゲーター:安田菜津紀)のワンコーナー「CASE FILE」。今週は、今注目の「昆虫テクノロジー」について紹介しています。

昆虫の生態からヒントを得てモノ作りをする「昆虫テクノロジー」。新たな産業にならないかと、企業や政府から注目を浴びていますが、そもそも「昆虫テクノロジー」とは何なのでしょうか? 昆虫テクノロジー研究の第一人者、東京農業大学農学部教授の長島孝行さんにお聞きしました。

「いろんな生き物を見ていて、水の中で巣を作る昆虫がいて、昔からおもしろいと思っていたんです。トビケラという生き物なんですが、水の中の素材、石や木くずなどをくっつけて自分で家を作ってしまうんです」(長島さん、以下同)

それを見たときに驚いたという長島さん。そのメカニズムを調べると、葉っぱ、肉、金属、テフロンがくっつくことが判明し、その構造を調べて論文にまとめました。

「これを何に使うかというと、例えば手術の時の接着剤。縫合として使うと縫合糸がいらなくなるんです。しかも、たんぱく質なので体の中に残ることもないんです」

その素材を使って血管を作れば、他の組織とうまく混ざり合いながら細胞自身がその周りに血管のような組織を作り、血管をうまく再生させる可能性があるといいます。

「トビケラは水の中にいる変な生き物なんですが、そのメカニズムでそれほど遠くない未来に手術の時に接着剤でくっつける時代がくるかもしれないし、水中の接着剤として使われるようになるかもしれません」

昆虫テクノロジーの分野では、ほかにはカタツムリについても研究されているそうです。実はカタツムリは意外と汚れていません。理由はカタツムリの表面にナノレベルの構造があり、その構造のおかげで汚れがあっても水をかけると落ちていくのです。それを応用して洗面台や車などが汚れても、水をかけるだけで汚れを落とす研究が進められています。

「東北は復興の工事がたくさん行われているので、車にほこりが溜まりがちになります。早くカタツムリの技術が反映されるといいですね」(安田菜津紀)。続いて4月21日のオンエアでは、昆虫テクノロジーならではの魅力について紹介します。

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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