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セルビア人の優しさに触れて − 筆者の宿での体験談

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Photo Credit: Shoei Watanabe「セルビア共和国 ユゴスラビア完全解体。ベオグラード。

こんにちは、Compathy Magazineライターの新田浩之です。

前回はセルビアでのトラブルを紹介しました。「セルビアはとんでもない国だ!」と思われた方も多いかもしれません。そこで今回は「セルビア人の持つ優しさ」について紹介します。今からお話するのは、セルビア人が運営する宿での体験談です。

セルビアの首都、ベオグラードでのホテルで

私はセルビアの首都、ベオグラードに計7日間滞在しました。ベオグラードでの2日目に、市内にある旧ユーゴスラビアの指導者、チトーのお墓に行くことに。地図を見せながら、ホテルのスタッフにお墓までの行き方を質問しました。すると、スタッフは「歩きなんて無理よ。トロリーバスに乗る必要があるわ。切符はべオカードというカードで…。多分はじめてだとわからないから、一緒に買いに行きましょう!」と言ったのです。

フロントの仕事を別のスタッフに任せて、わざわざべオカードが売られているキオスクまで案内してくれました。

キオスクでべオカードを購入して「やれやれ」と思っていると、「チャージが必要よ」と、一緒にきてくれたスタッフが教えてくれました。私はチャージを済ませ、無事にトロリーバスに乗ることができましたが、きっとスタッフが案内してくれなったら、かなり困っていたと思います。

実はべオカードはシステムがとても複雑なのです。しかも、トロリーバスや路面電車で現金で払うと、ものすごく高くつきます。170万人の大都市にも関わらず、交通マヒを起こしているベオグラード…。これについては別の機会に書きたいと思います。

Photo Credit: Nitta Hiroshi「美しい橋とイヴォ・アンドリッチを訪れて、ヴィシェグラード

「これがセルビアだ…」ヴィシェグラードの宿のおじさん

ベオグラードからボスニア・ヘルツェゴビナ内にあるスルプスカ共和国、ヴィシェグラードに行きました。ヴィシェグラードでは、「SOBE」と言われる一般家庭の家に泊まることに。そこの宿のオーナーはセルビア人でした。

私が宿に着くと、さっそく紅茶を入れてくれました。そして、紅茶を飲み、次にジャムを食べて舌で混ぜることをすすめてきたのです。そして「これがセルビアだ!」と。

舌で熱い紅茶と甘いジャムの組み合わせは最高でした! 本当においしいのです。次に、チョコレートを出してくれました。そしてまた「これがセルビアだ!」と。

私は思わず、「これだけ甘いものを食べて、セルビア人は糖尿病にならないのかな」と心底心配になりました。

Photo Credit: Filip Mishevski via Flickr(license)

翌日、オーナーは棚から大事そうにボトルを取り出しました。そのボトルの正体はラキヤ! セルビアを始めとするバルカン半島を代表するお酒です。様々な果実を発酵させてつくる蒸留酒で、色は透明。少量のラキヤをクイッと飲むと、甘いのですが一気に酔いがきます。その様子を見ながらオーナーは爆笑し、またあの決めゼリフを言ったのです。

「これがセルビアだ!」と。

ライター:新田浩之
Photo by: Shoei Watanabe「セルビア共和国 ユゴスラビア完全解体。ベオグラード。

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*Nitta Hiroshi「セルビアの首都、ベオグラードめぐり+チトーの墓参り

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