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もしかして胎内記憶!?「ぼく、お母さんを助けに来たの」 長男が語ってくれた神秘的な話

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長男が2歳半をすぎたある夜のこと。

寝かしつけのために二人でお布団に入っていると、長男がぎゅーっと抱き着いてきました。

「どうしたの?」と聞くと、「あったか~い、気持ちいいね~」とますますくっついてくる長男。

「お母さんのおなかの中もこんな感じだったの?」

深い意味もなく、なんの気なしに尋ねてみただけだったのですが、長男からは「そうだよー。おんなじだよー」との答えが返ってきました。

私は急に胸がドキドキしはじめました。

これってもしかして、胎内記憶とかいうものじゃないの!?

胎内記憶は成長とともに忘れてしまうという話をどこかで聞いたことがあるので、私は「今聞いておかなければ!」とはやる気持ちを抑えて長男に質問をしました。

「おなかの中にいた時のこと、覚えてる?」

「うん。おなかの中からね、おかあさーんって、ずーっと呼んでいたんだよ」

それを聞いた途端、なんだかジーンとして涙がポロポロとこぼれてきました。

生まれてくる前からずっと、私のことをお母さんって呼んでいてくれたなんて。

「じゃあ、生まれてきた時のことは覚えてる?」

「うーん…、あのね、よいしょーって頑張ったよ。早くお母さんに会いたかったから。楽しかったよ」

超安産だった初めての出産。それは長男が一か月早く、小さく生まれてきたせいだと思っていました。

でも、本当は長男が一生懸命頑張ってくれていたからなんだ…。

出産直後の、あの幸せな気持ちを思い出すと、また涙があふれました。

「お母さんのところに生まれてきてくれてありがとうね」

長男のことがなんだかとても愛おしくなって思わずぎゅーっと抱きしめた私。

返ってきた長男の言葉は私の想像をはるかに超えたものでした。

「あのね、ぼく、お母さんがおいでーって言ってくれたから来たんだよ」

え?

私はさらに胸がドキドキして、寒気のようなものまで感じてきました。

「お母さんが、おいでーって呼んでくれたでしょ。だから、チャポーンって、おなかに入ったよ」

私が頭を整理しようとしている間、長男は私の眼をしっかり見ていました。

「ええと、お母さんが呼んでいたの?」

「そうだよ。お母さんはね、助けてーって言っていたよ。だから、お母さんを助けに来たの」

実は、私は結婚前に自然妊娠は難しいかもしれないと医師に告げられていました。

結婚したらすぐにでも子どもが欲しかった私は、目の前が真っ暗になるような気持ちでした。

同じころプロポーズしてくれていた主人はこのことを受け止めてくれたものの、私自身はどうしてもあきらめたくなくて、何日も悩み、泣きました。

長男の言うとおり、誰か助けて…!というどん底の気分にいたのも事実です。

ところが、それから数か月後、私のおなかの中に新しい命が宿っていることが分かったのです。

これには医師もびっくり。

私にとって長男妊娠は奇跡のような喜ばしいできごとでした。

まさか、この奇跡を演出してくれたのが長男自身だったとは。

そう考えると、家族に囲まれて暮らす今の幸せを運んできてくれたのも、長男なのかもしれません。

あらためて長男を抱きしめた私の顔は、もう涙でぐちゃぐちゃでした。

長男が語ってくれた不思議な話。

思い出すたびに心が温かくなり、幸せな気持ちにさせてくれます。

ことの真偽は分かりませんが、私はこの話を信じたいと思っています。

著者:minimix

年齢:40歳

子どもの年齢:3歳と1歳の男の子

次男の病気を機に仕事を辞め、ライターとしての活動をはじめました。趣味はベリーダンス。歌や踊りが大好きな子供たちと、にぎやかな毎日を過ごしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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