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世界最大のインテリアの祭典「ミラノ・サローネ2016」現地レポート

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ミラノ・サローネとは、毎年4月にイタリアのミラノで開催される世界最大規模の国際家具見本市(Salone Internazionale del Mobile)を中心に、街中でインテリアデザインにまつわる展示が行われる祭典の通称。

インテリアデザインの最新トレンドが発信される[MILAN DESIGN WEEK 2016]は4月12日~17日(現地時間)、筆者も取材にミラノへ飛んだ。

開催55周年。新しい試みにもチャレンジ、進化するサローネ

開幕した国際家具見本市(Salone Internazionale del Mobile)のRho Fiera会場(冒頭の写真)に向かう。

ここへ来るたびにワクワクするのは、この流線型で躍動感のある会場建築のパワーな気がする。

(やっぱり、東京オリンピックも会場デザインは大事!)

【画像1】イタリア人建築家マッシミリアーノ&ドリアナ・フクサスが2005年にデザインした会場、巨大なガラスのキャノピーに覆われている。こちらは南口ゲートで開場を待つ列(写真撮影/藤井繁子)

【画像2】今年は55周年を記念したロゴも発表。ロレンツォ・マリーニによるデザイン(写真提供/藤井繁子)

20万m2の展示スペースに、2310社が展示(約30%がイタリア以外の国)。今年は2年に1回のキッチン・バス国際見本市(EuroCucina、キッチン120社+キッチン設備機器40社+バス洗面200社)の開催年、デザイナーの登竜門でもあるSaloneSatelliteには650人の選ばれし若手デザイナーが展示参加した。

【画像3】見本市会場配置図、赤・青が家具、黄がキッチン&設備、緑がバス洗面、グレーが若手デザイナーのパビリオン。3番パビリオンが、新設された高級ブランドカテゴリー「xLux」(写真撮影/藤井繁子)

今年、家具の展示会場構成が変わった。「Classic」 と 「Design」の2カテゴリーに展示を分類。加えて新たに、「xLux(エクストラ・ラグジャリー)」というセクションができた。

ハイエンドがターゲットとなる高級ブランドのインテリアを新しい「xLux」セクションに集めた。有名ファッションブランドFendi、Ferre、UngaroやVersace、高級車Aston MartinやLamborghiniなどのインテリアが展示されている。

スタルクやnendo…有名デザイナーたちが新作と共にやってくる!

会期中、イタリアだけでなく世界の有名デザイナーたちが、家具ブランド各社のブースにやってくる。行き交う広い会場で、発表会だけでなく偶然にデザイナーたちと会えるのも楽しみの一つ。

早速、今や日本を代表する人気デザイナー「nendo」の佐藤オオキ氏にKartell社で遭遇。

【画像4】Kartell社ブースにて。今年は「50 MANGA CHAIRS.」と題した個展も街中で開催(写真撮影/藤井繁子)

【画像5】新作は子ども用のコーナーに。H型鋼と呼ばれる鉄骨材の形状から発想したロッキング・ホース「H-horse」に自身が乗っておどけてくれた!(写真撮影/藤井繁子)

【画像6】リッソーニ、ウルキオラなど有名デザイナーと共にKartellの顔となる吉岡徳仁氏(写真撮影/藤井繁子)

吉岡徳仁氏とは行き違ってまだ会えていないが、今年のブースはデザイナーの巨大な顔が並ぶ…

【画像7】人で隠れると、誰だかよく分からなくなってしまうが(笑)、日本人らしい徳仁さんのお顔立ち(写真撮影/藤井繁子)

【画像8】照明「PLANET」シリーズ、吉岡氏が追求している”宇宙観”が感じられる。樹脂製と思えないクリスタルな輝きだ(写真撮影/藤井繁子)

driade社では、大御所フィリップ・スタルク氏が登場。新作ソファ「Wow」を発表した。

【画像9】デザインに求められるものを問われ「Intelligent」と繰り返していた。右が「Wow」ソファの一部、シェーズロング。意外にコンサバ・デザインで素敵(写真撮影/藤井繁子)

スウェーデン人気女性デザイナーユニットのフロント、porro社で遭遇。

各社で引っぱりだこで多忙な彼女たちだが「他にもトーネット社のロッキング・ホースとか、アクサーの水栓とかも見てね」と、気軽に対応してくれる優しい人柄が作品に表れている。

【画像10】フロントのソフィア・ラガークイスト(左)アンナ・リングレン(右)、porro社新作のチェアーに座ってくれた…椅子見えない!?(写真撮影/藤井繁子)

こちらは英国デザイナーのロン・アラッド、Moroso社との25年のパートナーシップを記念した個展を街中2カ所で開催。

【画像11】斬新な発想とデザインのヒストリーが、スケッチや写真でも紹介された”The Arad”な空間展示(写真撮影/藤井繁子)

今年は初日から来場者数が多く、人気ブースは入場制限で行列も見られた。昨年のミラノ万博開催で「今年はイタリア人、疲れてるかもなぁ…」という私の予測は大きく外れ、「EXPOの成功によって、ミラノは経済復興に向け勢いがついた」と運営関係者。

ミラノ市内街中でも1000件を超えるイベントが行われ、加えて20年ぶりに開催されることになった「第21回Triennale International Exhibition(ミラノ・トリエンナーレ国際博覧会)」会場も見逃せない…眠れない1週間が始まった。

以上、今回は前編として初日のミラノ・サローネ見本市会場の速報を。後編のミラノ・レポートは、キッチンや街中にあふれるデザイン・イベントの様子を報告する予定。乞うご期待!●以前のイベントの様子(SUUMOジャーナル)

【ミラノ・サローネ現地レポート(1)】Milan Design Week 2012 プレスレビュー@TORTONA

・【ミラノ・サローネ現地レポート(2)】LIXILもDIESELも!TORTONA地区が面白い

・【海外レポート】ミラノ・サローネ前夜、注目のデザイナーPiet Boonを訪ねて

・【海外レポート】アムステルダムでトップデザイナーの自宅に訪問
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/04/109555_main1.jpg
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