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「もうあんたなんか、どこかに行って!」私の言葉を聞いて本当に姿を消してしまった息子

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娘が生まれた時、息子はまだ3歳。

とにかく甘えん坊で、何をするにも人に頼ってばかりの子どもでした。

家族4人でデパートに出かけた時のこと。

ぐずる娘をあやしていて忙しい私に、息子がまとわりつきながら「ねぇ~ねぇ~、お母さん。おもちゃ売り場に行きたい~!」としつこく言ってきました。

「おもちゃはこの前買ったでしょう?今日は絶対買いません」と、私がキッパリと断っても「やだ~、今日は消防車じゃなくてパトカーのおもちゃだから、この前と違うよ~?」と屁理屈ばかり。

同じようなやりとりを延々と繰り返しているうちに、あまりのしつこさにイライラが頂点に達した私は、ついにストレスが爆発!

べたべたと甘えてくる息子に向かって「うるさい!もうあんたなんか、どこかに行って!」とつい言ってしまったのです。

ハッと我にかえって息子を見ると、目を丸くした状態でぼう然とした後、無言でコクリと頷き静かになりました。

内心『言い過ぎたかな…』とちょっぴり後悔したのですが、この時はあまり深く考えず…。

しかし、これが悲劇の始まりでした。

その後、息子の入園式準備のため、セレモニースーツを探していた時のこと。息子の子守りを頼んでいたはずの主人がキョロキョロと辺りを見回しています。

息子はどこにいるのか尋ねると「わからない…」という驚きの一言!

私がスーツを選ぶ間、暇だった主人は本売り場で立ち読みしていたらしいのですが、つい読みはまっている間に息子がいなくなったと言うのです。

私は顔面蒼白で息子を探し始めました。

一通り同じ階を見て回りましたが全く見つかりません。店員さんに頼んで探してもらったり、館内放送で迷子の呼びかけをしてもらいますが手がかりは無し。

一時間経っても、息子は見つかりませんでした。

「誘拐」の2文字が頭をよぎり、警察へ連絡することも考え始めた時、店員さんが「やっと見つかりました!」と言いながら、息子を連れて来てくれたのです!

私は本当にほっとして涙を流しながら、息子を力いっぱい抱きしめました。

見つかった時、息子は試着室の中に入り込んで、うずくまっていたそうです。

私がなんでそんな所にいたのか聞くと、息子はしばらく言葉に詰まった後「お母さんがあっち行けって言ったから」と小さな声でつぶやきました。

私はその言葉を聞いて、自分のあの言葉がどれだけ息子の小さなハートを傷つけてしまったのか、申し訳なくて…情けなくて…「ごめんね、ごめん…」とただ謝ることしかできませんでした。

たとえ本心で言った言葉じゃなくても、まだ小さい息子にとってはこれほどまでに大きな影響力があることを改めて思い知らされたのです。

息子が無事に見つかって本当に良かったと安堵すると同時に、カッとなって怒鳴るのだけはやめようと肝に銘じた出来事でした。

著者:かのぽむ

年齢:32歳

子どもの年齢:4歳の息子と1歳の娘

海辺の田舎町で4歳の息子と1歳の娘、二人の育児に奮闘中の専業主婦です。趣味は羊毛フェルトでハンドメイド作品を作ること。最近は月日の流れがとても早くて、毎日忙しいながらも充実した日々を送っているんだなと感じています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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