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完璧なサウンドセンスに脱帽!どの世代が聴いても「良い音楽」だと納得できる『マン・アバウト・タウン』(Album Review)

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完璧なサウンドセンスに脱帽!どの世代が聴いても「良い音楽」だと納得できる『マン・アバウト・タウン』(Album Review)

 2009年『ストレンジ・アレンジメント』でデビュー、2年後の2011年にリリースされた『ホエア・ダズ・ディス・ドア・ゴー』は、一気にチャートを駆け上がり、R&Bチャートでは8位にランクインする大ヒットを記録した。さらに、2年後の2013年、3rdアルバム『ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ』で、R&B10位、ポップ30位と自身の記録を更新し、その名と才能を世に広めた、デトロイト出身のシンガーソングライター、メイヤー・ホーソン。

 本作『マン・アバウト・タウン』は、ソロ・アルバムとしては3年、ジェイク・ワンとのユニット『タキシード』を含むと、およそ1年ぶり、通算6枚目となるスタジオ・アルバムで、レーベル移籍後初となる意欲作。先行シングル「ラヴ・ライク・ザット」が日本のラジオでもへヴィプレイされているが、はじめて耳にした時は混乱した。現代風にいえば、ダフト・パンクや自身もセッションしたファレルにも聴こえるし、ヨーロッパのクラブにいるような気分にもなるし、80年代のファンク~ディスコを掘り返したような感覚にも陥ったからだ。

 この「ラヴ・ライク・ザット」含め、本作にはブギーやファンク、ディスコにR&Bまで、クラシカルなサウンドを見事に焼き直したナンバーが目白押しで、アカペラでスタートするタイトル曲「マン・アバウト・タウン」、70年代中期のスウィートソウルまんまに仕上げた「ブレイクファスト・イン・ベッド」や「コズミック・ラヴ」、西海岸産のAOR「ザ・ヴァレイ」、ヒップホップ感覚の「アウト・オブ・ポケット」まで、ジャンルも幅広く、どの世代が聴いても、単純に「良い音楽」だと納得できるアルバムに仕上がっている。

 昨年(2015年)は、ファンク・ユニット=タキシードとして【サマーソニック2015】に登場した、メイヤー・ホーソーンだが、今年は8月にビルボードライブ東京・大阪での来日公演が予定されている。ソロ活動としては3年ぶりということで、本作の完成度を含め、このステージは見逃せない。レトロっぽいがモダン、音楽オタクも納得させれば、流行りのサウンドを追っかけるミーハーまで虜にしちゃうんだから、メイヤー・ホーソンのサウンドセンスには、ただ脱帽するばかりだ。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『マン・アバウト・タウン』
メイヤー・ホーソーン
2016/4/8 RELEASE
2,200円(plus tax)

◎公演情報
東京 2016年8月15日(月)~8/16(火) ビルボードライブ東京
大阪 2016年8月18日(木) ビルボードライブ大阪
INFO: http://www.billboard-live.com/

【SUMMER SONIC 2016】
大阪 2016年8月20日(土)舞洲サマーソニック大阪特設会場
千葉 2016年8月21日(日)QVCマリンフィールド&幕張メッセ
INFO: http://www.summersonic.com/2016/

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