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同時期に不妊治療していた夫の親友夫婦。同時に妊娠発覚したのに私だけ初期流産してしまい…

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私たち夫婦はなかなか子どもができず、不妊科で男性不妊と診断されました。

不妊科に通い始めてすぐに私たちは体外受精にステップアップしました。

同時期、旦那の親友も同じ男性不妊と診断され、体外受精にステップアップしたという話を聞きました。

お互い違う病院に通っていましたが、同じ男性不妊ということもあり、旦那と親友はよく近況を報告し合っていました。

しばらくして、親友の奥さんが妊娠したと教えてもらいました。

同じ時期に私も体外受精をしていたため、うらやましく思いながらも、自分も妊娠できるのかもという期待でいっぱいでした。

すると、数日後の検診で私も妊娠が発覚。

待望の妊娠陽性反応でした。

旦那もとても喜んで、さっそく親友に報告したそうです。

ほぼ時期が変わらないので、同じくらいに一緒に子どもが生まれるということに、旦那と親友は一緒に喜びました。

しかし、その2週間後、私は流産していることが分かりました。

私は旦那の前では気丈に振る舞いましたが、胎のうのエコー写真を見ては泣く毎日でした。

ある日、旦那から食事のお誘いをされました。

親友の奥さんのつわりが落ち着いたから、みんなで食事をしにいかないか?というお誘いでした。

「親友だし、不妊治療を分かり合えている仲だし、一緒に会おうよ」と旦那としては、軽い気持ちだったのだと思います。

でも、私の中で何かがぷつんと切れました。

「いかない。同じ時期に妊娠して、流産した私が、そんな順調な妊婦に平気で会えるはずないでしょ?会いたくない。誰にも会いたくない!」

私は声を荒げてしまいました。

流産したことの悲しみと順調に妊娠している人への妬みで、実はずっと気持ちはもやもやしていたのです。

しかたないこと、次にがんばろうと自分で自分に言い聞かせてがんばって、立ち直ったフリをしていただけでした。

それが、この旦那の提案であふれてしまったのです・・・。

私は、その夜すごくこの言葉を後悔しました。

会いたくないのは事実だし、妬んでいるのも事実です。

でも妬んでしまって旦那にひどい言葉を言ってしまった自分が本当に心の小さな嫌な人間なんだと思って、自己嫌悪で涙がでてきました。

こんな卑屈な人間だから赤ちゃんがいなくなってしまったのか、と被害妄想と後悔、怒りと悲しみが交互に押し寄せてきて、泣いても泣いてもおさまりません。

涙がかれても、ずっとその日は泣いていました。

結局、食事会は仕事が忙しいということでうやむやになりました。

2年後、私にも子どもが生まれましたが、この時の最低だった自分は忘れられず、思い出しては嫌悪で泣けてきます。

著者:あとり

年齢:35歳

子どもの年齢:2歳1カ月の女の子

1歳から保育園に娘を入れて、職場復帰。育児と仕事に奮闘中です。多忙で終電帰りの旦那とやんちゃなオス猫2匹と一緒に暮らしてます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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