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「ケーンケーン」とオットセイが鳴くような咳。生後5ヶ月で入院「クループ症候群」の恐ろしさ

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蝉の鳴き声が響く夏に第2子となる娘を出産しました。

汗ばむ季節の出産は思った以上に体力消耗が激しく大変だったことを覚えています。しかし退院してからが本番。3歳上の息子の「赤ちゃん返り」に困り果てる毎日を送っていました。その反面おとなしくてあまり泣かない娘。なんて「親孝行者」なんだと感じ、つい娘の世話がおろそかになりがちでした。

暑い夏が過ぎ涼しくなってきたころ、息子が風邪を引くたび娘も風邪を引いていました。生後間もないころは、ママの免疫があるから風邪を引かないと思い込んでいたのは大間違い。しょっちゅう小児科通いをしていました。

娘が産まれて5ヶ月たったある日のことです。いつものようにお兄ちゃんから風邪をもらい、透明の鼻水をダラダラと流していた日のこと。熱を測ると36.7Cの平熱。機嫌も良くて食欲もある。いつもの風邪だから安静にしておけば治ると思っていたときのことです。時間が経つに連れて娘の咳が「コンコン」と言い出しました。なんだかいつもの咳と違うな?と思ったのですが、娘の機嫌が良かったので明日を待って受診したので大丈夫かなと思っていました。

それが大間違いだったのです。午前0時を回ったころに、突然「ヒューヒュー」という娘の呼吸音が。眠っていた私はそれに気づきパッと目を覚ましました。これはおかしい!いつもと違う!急いで電気を付けて娘を見ると、たくさんの目ヤニが出てグッタリした娘。咳もコンコンといっていたのが「ケーンケーン」とオットセイが鳴くような咳に変わっていました。

こんな娘を見たのは初めて。しかし泣いて訴えることをしません。むしろ私を見るとニッコリ笑ってくれる娘。こんなにしんどい思いをしているのに、娘はなんで笑うの?本当は体調が悪いのに私を気遣うかのよう。娘の異変に早く気付いてあげられず私は何をしているの!?自分自身に怒りが込み上げてきました。そんな思いを噛みしめながら急いで救急病院へ。

診断結果は「クループ症候群」。初めて聞く名前にハテナマークでした。ウイルスや細菌感染による疾患で、気道が狭い赤ちゃんは呼吸困難に陥ってしまうケースもあると。明らかに娘は呼吸がしづらい状況になっていたので即入院でした。

小さい手の甲に点滴針がさされ、普段あまり泣かない娘でさえ激しく泣きます。私の判断が悪かったからこんな思いをさせている。そう思い、自分を責めました。気道を広げる薬の入った吸入器で約30分おきに吸入を開始しました。自分を責めていても仕方が無い!今は治療を頑張らなくては。そう自分自身を奮い立たせ、グッタリした娘の背中をさすりながら「頑張ろうね!」と声をかけ続けました。

治療の効果もあり吸入も1時間おき、2時間おきとなっていきました。次第に回復の兆しが見え、1週間ほどで退院することができました。退院するときは、娘の顔色が良くなったのを実感でき「よかった」という言葉しか見つかりませんでした。

この経験で私は気づいたのです。しんどいときに泣いて伝えてくる息子と違って、あまり気持ちを表に出さない娘。そんな娘を親孝行者だと思っていた自分。それがいけなかったのだということ。きちんと娘にも目を向ける必要があったのです。そして何よりふだんから子どもの状態をこまめに観察することの重要さを改めて痛感した出来事でした。

著者:イルカ

年齢:36歳

子どもの年齢:2歳、5歳

2人目の出産を機に13年間務めた会社を辞め、現在育児奮闘中。子どもを保育園へ預けて仕事をする方が楽だったなと思うこともありますが、やっぱり今が1番楽しい!1人目の子どものときにできなかったスキンシップをたくさんとれるよう心がけています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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