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【もっと教えてドクター!】牛乳でおなかゴロゴロ…実は「乳糖不耐症」だった?

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【もっと教えてドクター!】牛乳でおなかゴロゴロ…実は「乳糖不耐症」だった?
Doctors Me編集部です。

乳製品でお腹がゴロゴロすることがあります。

Doctors Meにも牛乳による不調について、相談が寄せられました。

Q.相談者からの質問

子供のころは牛乳を飲めたのですが、大人になって牛乳を飲むとお腹を下すようになりました。

牛乳以外の乳製品は大丈夫です。牛乳のアレルギーなどありますか?

出典:Doctors Me医師への相談

A.医師からの回答

牛乳を飲むとお腹を下すとのこと、心配になられてるようですね。

大人になって牛乳でお腹が下るようになってきたようなので、乳糖不耐症の症状なのだと考えられます。

出典:Doctors Me医師への相談

「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」という症状があるとは初めて知りました。

乳糖不耐症とは、どのような病気なのでしょうか。気になる質問を医師にフカボリしました。

Q.乳糖不耐症とはどのような病気なのでしょうか?

乳糖不耐症は、小腸に存在する乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」が十分に働かないために起こる症状です。

(十分に働かないことを「活性が低い」と言います。)

ラクターゼの活性が低い人が、牛乳など乳糖を多く含むものを飲んだり、食べたりするとうまく乳糖が分解されません。そのため、乳糖は小腸で吸収されないために消化管の中に残ってしまいます。

そのため、以下のようなことが身体に起こります。

・下痢や腹痛

・お腹が鳴る

・ガスがたまってお腹に膨満を感じる

Q.どうして乳糖不耐症になるのでしょうか?

乳糖不耐症には先天性と後天性があります。

≪先天性の乳糖不耐症の場合≫

遺伝によって生まれつきラクターゼの分泌が少なかったり、ラクターゼを持たない場合に先天性の乳糖不耐症を起こします。

先天性の乳糖不耐症は、歴史的に乳糖を多く含む食生活をしてこなかった民族に多いと考えられています。日本人は大人の4割がラクターゼの活性が低いといわれています。

≪後天性の乳糖不耐症の場合≫

生まれた時はラクターゼはきちんと分泌されていても、小腸の粘膜が病気などのダメージによって乳糖不耐症になった場合が後天性の乳糖不耐症です。

例えば、赤ちゃんが腸炎などにかかった場合には、一時的に乳製品を受け付けなくなることが知られています。

Q.乳糖不耐症に一度なったら、ずっとこのままですか?

先天的な乳糖不耐症の場合は、基本的にずっと乳糖を含む食品を控えることになります。

後天的なものの場合は、一時的な場合が多いです。

落ち着くまでの間、乳糖を分解する酵素を含むお薬を投与されることもあります。腸炎など病気によるものの場合、消化管の粘膜が回復したらラクターゼの分泌も元に戻る場合が多いようです。

Q.乳糖不耐症になったら、乳製品は避けたほうがいいのでしょうか。

先天的なもの乳糖不耐症とわかった場合、乳製品の摂取量を制限することがあります。

程度によっては、乳糖を含む食べ物や飲み物を摂らないよう医師から指導を受けることもあります。

後天的な乳糖不耐症で、症状が一時的なものとわかっている場合は、完全に治るまでの間は避けたほうがいいです。

消化管粘膜が回復するまでは、乳糖を含む食物を摂るときはラクターゼを含むお薬を使う方法もあります。

通常の乳製品は乳糖を含みます。

乳糖不耐症の方は、あらかじめ乳糖を分解した製品があるので、そのような製品を選ぶようにするといいですね。

最後に医師からアドバイス

乳糖不耐症は、牛乳アレルギーと混同されることも多く、認知に混乱が見られた症状のひとつです。

牛乳アレルギーは程度によっては死に至ることもあるアレルギー症状です。一方で、乳糖不耐症は乳糖を含む食品を摂取すると、乳糖が分解できずお腹の不快な諸症状が起こります。

乳糖不耐症と牛乳アレルギーはそれぞれ異なる理解しておくといいですね。

なお、牛乳アレルギーの場合は、どのような種類の牛乳でも(乳糖を分解したものでも)摂ることができません。誤解のないようにしましょう。

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