カンヌ国際映画祭正式出品映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』公開決定

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カンヌ国際映画祭正式出品映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』公開決定

 各国の映画祭で絶賛された新作フランス映画『Les Heritiers』が、邦題を『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』として、今年8月、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿他にて全国順次公開することが決定した。

 本作は、パリ郊外の高校で本当に起こった奇跡のストーリーを元に、学校から見放された問題児クラスとベテラン教師アンヌの情熱を描いた作品。当時18歳だった“落ちこぼれクラスの元生徒”アハメッド・ドゥラメが自身の体験を映画化すべく、マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール監督へメールを送ったことから始まり、二人は脚本を共同執筆、観る者の胸を熱くし、心を揺さぶる感動作が生まれた。

 本作に出演も果たしたアハメッドは、セザール賞有望男優賞にノミネート。作品は2014年カンヌ国際映画祭正式出品を始め、2015年サンタバーバラ国際映画祭で観客賞、2015年セントルイス国際映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、各方面から高い評価を受けた。

 また、日本公開決定にあわせて日本版ポスタービジュアルも解禁となる。「一人の教師のアウシュヴィッツに関する“ある授業”が、落ちこぼれたちの人生を変える」というキャッチコピーとともに、優しい眼差しを生徒に向けるのは、『マルセイユの恋』でセザール賞主演女優を受賞した名女優、アリアンヌ・アスカリッド演じるアンナ先生だ。彼女がどんな奇跡を生徒たちにもたらすのかは、ぜひ劇場で確かめてほしい。

◎ストーリー
 貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。情熱的なアンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。
ある日、アンヌ先生は、強制収容所の生存者を授業に招待する。生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わっていく――。

◎映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』
監督:マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール
脚本:アハメッド・ドゥラメ、マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール
出演:アリアンヌ・アスカリッド、アハメッド・ドゥラメ、ノエミ・メルラン、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ、ステファン・バック 
配給:シンカ
(c) 2014 LOMA NASHA FILMS – VENDREDI FILM – TF1 DROITS AUDIOVISUELS – UGC IMAGES -FRANCE 2 CINEMA – ORANGE STUDIO
【2014年/原題:Les Heritiers/105分/フランス語/シネスコ】
公式サイト:kisekinokyoshitsu.jp

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