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アホウドリの名前の由来は“アホ”だから

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J-WAVE日曜深夜の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。4月10日の放送では、山階鳥類研究所、保全研究室研究員の出口智広さんをお招きして、アホウドリの人口飼育プロジェクトの現状について話を伺いしました。

■意外と知らない、アホウドリの生態!

アホウドリの名前の由来は“アホ”だから。人間に対する警戒心が薄く、仲間が1mくらい先で殺されても逃げないほど、警戒心のない鳥だったことからその名がつけられたそうです。また、非常に体が大きく、翼を広げると2m30cmくらいあります。ロングのサーフボードが空を飛んでいるようなものだとか。それほど大きな鳥ですが、外敵から逃げるために絶海の孤島のような場所に繁殖をするほど、臆病でもあります。現在では、捕食者が減ったため、逃げる本能がなくなったそうです。そのためか、かなりのんびり屋さんで、生活のスタイルもゆったりしています。

■どれくらい生息していた?

今では、4000羽になってしまったアホウドリ。19世紀前後から減っていったと言われています。その前までは、世界になんと100万羽以上いたそうです。小笠原や伊豆諸島、大東諸島、尖閣諸島などにも、かつてはたくさん生息していましたが、19世紀前後に羽毛目的での乱獲が行われました。当時、海外に輸出すると非常にお金になったため、たくさん捕獲され数が激減し、一時期は伊豆鳥島にわずか十数羽という状態に。その後、出口さんや東邦大学の長谷川先生などの尽力があり、現在の4000羽まで繁殖に成功しました。

■絶滅危惧種だから保護したいわけではない

「私自身がこの仕事に携わる前、鳥をすごく研究していたわけではなく、環境保全を専門に行ったわけではないんですね。この仕事をやるようになって、はじめて絶滅危惧種の保全に取り組んできたんですけれども、数が少なくなったから、じゃあ守りましょうというのは、私のなかでは腑に落ちない点があってですね。むしろ“こんなに面白い生き物がそばにいてほしい”という気持ちの方が強いんですね」(出口さん)

アホウドリは“人くさい”という出口さん。野生動物なのに一羽一羽で非常に個性が豊なのだそうです。すごい焼きもち焼きの子から、我関せずといった子まで、それぞれの個性があり、本当に人間に近しいものを感じるとのこと。そんな出口さん、これまでに70羽のアホウドリを育て、内25羽が小笠原諸島の聟島に帰ってきました。しかも2016年になってプロジェクト初の繁殖に成功しました。

今後、この命のつながりを絶やさないためにも、今、私たちがすべきことはなんでしょうか? 出口さんは言います。

「アホウドリは、浮いているものを食べる習性があります。えさとは別にゴミが浮いていると、それをたくさん食べてしまいます」

海をきれいに保つこと、魚をとりすぎないこと、ゴミをできるだけださないこと。日常生活の中で、できることから始めていきたいものです。

【関連サイト】

「GROWING REED」オフィシャルサイト

http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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