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神が棲む島バリ島の先住民族の村で私が見たもの

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

こんにちは!Compathy Magazineライターのアオノトモカです。

リゾート地として世界的に有名なバリ島ですが、「神々が棲む神秘的な島」としても知られています。バリの人々が暮らす町や村を歩けば、そこら中にこの島の多くの人が信仰しているバリ・ヒンドゥーのお寺があります。東京の街角には必ずコンビニがあり、ニューヨークの街角には必ずスターバックスがあるように、バリの街角には必ずお寺があるのです。家の敷地内にもガネーシャの石像や、神棚のようなものがあり、バリの人々はお祈りを欠かしません。そんな信仰深いバリの中でも、異彩を放つ村トゥガナンへ行ってきました。

バリ先住民族の村:トゥガナン

バリ島東部の山間の村トゥガナンは、バリ・アガ(バリ先住民族)だけが住むことを許された村民800人ほどの小さな集落です。2000年以上前から存在し、ジャワ島からバリ島へ他民族が渡ってきてヒンドゥー教をはじめとする新しい文化や習慣をもたらしても、トゥガナン村の人々は独自の宗教観や習慣を現在まで守り続けています。例えばバリ・ヒンドゥーにはカースト(身分制度)が存在しますが、トゥガナンには存在しません。すべての人が平等であり、男女ももちろん平等なのです。

トゥガナン村散策

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

トゥガナン村の入り口でドネーション(寄付金)を支払い、村に足を踏み入れると独特の空気を肌で感じました。ドネーションの半分は村の環境保全、半分は村の子供達の教育のために使われるそうです。

「観光地としてのバリ島」として思い浮かべるバリ島の姿とは正反対です。緑豊かな山、ニワトリや犬が自由に歩き回る小道、静寂の中に聴こえる糸を紡ぐ音。村の人と目が合うと、怯える様子や「外国人観光客からぼったくろう」という下心もなく、にっこりと微笑んでくれます。それはまるで、すべてを悟ったかのような微笑みです。

穏やかに生きる人々

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

Photo Credit: Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」

彼らのこの余裕はどこから来るのでしょうか?

村の人によると、トゥガナン村で生まれた者同士で結婚すると、住む土地、家、食べ物など暮らすために必要なもの全てを村から与えられるそうです。ただし、村の外の人と結婚する場合は、村から出ていかなければなりません。

派手な暮らしではないけれど、村の人々全てが平等に、幸せに暮らすことができるシステムを、何百年何千年に渡って継承しているからこそ、彼らは穏やかに暮らせているのかもしれません。

ダブルイカットの織物とアタ製品

Photo Credit:  Tomoka Aono 「海も山も楽しめちゃうチャンディダサ&バリ先住民の村トゥガナン探索」
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