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「アーティストがライブに遅刻」返金してもらえる条件

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先日行われたマドンナの来日公演。マドンナの遅刻によって開始が2時間も遅れたと話題になりました。また、AKB48の小嶋陽菜も、3月26日に行われたライブに10分ほど遅刻。到着した時には、すでに4曲目に突入していたとか…。

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こんな遅刻トラブルに遭遇してしまったら、チケット代って返金してもらえるんでしょうか。某音楽プロモーター広報部・田中英子さん(仮名)を直撃してみました。

「そもそも、私の知る限りでは、ライブに遅刻してトラブルになるというのは相当珍しいケースだと思いますよ。ちょっと前に、舞台関係ではあったと耳にしましたけど…」

単独公演ではそうかもしれませんね…。では、フェスなど、複数のアーティストが出演するイベントではどうでしょう? 一部アーティストが「急遽出演キャンセル!」って多々あると思うんですが、お目当ての人だったらガッカリですよね。

「イベントにもよりますが、多くはチケットや規約に『都合により出演者は変更になる可能性があります』などと記載しているはずです。そんなとき、チケットを購入した方から返金を求められることもよくあるのですが、『やむをえない出演者の変更』ということで、ご了承いただいています」

では、法律的にはどう? アディーレ弁護士事務所の鈴木淳也弁護士(札幌弁護士会所属)にきいてみると…。

「フェスであれば、有名なアーティストが複数出演することがイベントの価値だといえます。特定のアーティストのみを売りにしてチケットを販売するわけではないので、一部のアーティストの出演キャンセルがあったからといって、法律上の『契約解除』とするのは難しいでしょうね」

ただ、アーティストの遅刻に関しては、客側にも法的に返金を求めるチャンスがある、と鈴木弁護士はいいます。

「多くの場合、チケットの規約などで『公演の中止や延期の場合のみ、払い戻しに応じる』と定められているようです。ただ、これは消費者の『解除権』(=契約を解除する権利)を制限するものであり、消費者の利益を一方的に害する条項にあたると考えられます。消費者契約法10条ではこのような条項を無効とする旨の規定があるのです。したがって、アーティストの遅刻で2時間も開始時間が遅れるのであれば、公演が始まる前に退出して『債務不履行解除』(=約束が果たされなかったとして契約を客側から解除すること)し、入場券の払い戻しを請求できると考えられます。その際、遅刻した時間は『債務不履行』の判断(=約束が果たされなかったかどうか)の尺度になります」

遅刻の可能性がある“お騒がせアーティスト”を観に行くときは、覚えておいたほうがいいかも。
(梵 将大)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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