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連日盛況 噂の「ホッピー仙人」の究極の配合と注ぎ技

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 横浜・桜木町駅から歩いて10分ほどにある「都橋商店街」に“究極のホッピー”が味わえるという『ホッピー仙人』なる居酒屋がひっそりと佇む。この店には、連日、店内に入りきれないほどのホッピーファンが訪れる。
 
 赤提灯や居酒屋でお馴染みのホッピーの歴史は古く、終戦から3年後の1948年に発売された。
 
「ホッピーは当時高級品だったビールの代替品として発売されました。当初は、そのまま飲む“ノンアルコールビール”のようなものだったのですが、市井の人々がホッピーを焼酎で割って飲み出したのをきっかけに、爆発的に広まりました」(居酒屋ライター・パリッコ氏)
 
 現在ではホッピーはジョッキ、ホッピー、焼酎の3つをあらかじめキンキンに冷やし、焼酎をホッピーで割る「三冷」が一般的な飲み方だ。呑兵衛オヤジたちに愛されるホッピーの「究極の味」とはいかなるものなのか。噂を聞きつけた本誌は早速店へと向かった──。

『ホッピー仙人』は5坪ほどのこぢんまりとした店。店主の「仙人」こと熊切憲司氏(61)は、そのこだわりを熱く語る。

「ウチでは“三冷”はもちろんだけど、ジョッキはふきんで拭かず、自然乾燥させる。ジョッキにふきんの繊維がつくと、ただでさえ泡立ちが悪いホッピーがさらに泡立たなくなるの。
 
 焼酎はホッピーと相性抜群の『キンミヤ焼酎』のアルコール20度と25度の2種類をブレンドしてるけど、その配合は企業秘密よ(笑い)。焼酎を注ぐときも、正確な量を入れるためジョッキを目の高さまで持ち上げて注ぐのよ」
 
 圧巻なのは、瓶からジョッキにホッピーを注ぐ技。

「ホッピーの美味しさは焼酎とホッピーが均等に混ざっているかにかかっている。そのために10年かけて“トルネード”という技を開発したの。注ぐときにジョッキを支える手首を回転させ、渦状の対流をおこして混ぜるんですよ」
 
 実際に「仙人」がトルネードで入れた名物『瓶白ホッピー』を飲んでみると……。ジョッキに注がれたホッピーにはメレンゲのようなクリーミーな泡が! 一般的な居酒屋のホッピーとは違い、雑味がなくほんのりとした甘みまで感じる。
 
 その他、サーバーから直接注ぐ『樽生ホッピー』や、「三冷」の概念をぶっ壊した温かい『温ッピー』、黒ホッピーをジンで割った『ジン黒』など、この店でしか味わえないホッピーメニューがズラリ。
 
 最後に熊切氏はホッピーの魅力について、こう語ってくれた。

「ホッピーは作り手のテクニックによりまったく味が変わる飲み物で、そこが他の飲み物との大きな違いなの。日々研究し練習し“仙人のホッピー美味しいよ”と言われるとますます愛情が出てくるんだよ」

 なお、同店は1日3時間のみの営業だ。

※週刊ポスト2016年4月15日号

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