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ボブ・ディラン、生誕75周年に合わせて新作スタジオ・アルバムをリリース

現在日本ツアーを敢行中のボブ・ディランが、通算37作目となる新作スタジオ・アルバム『フォールン・エンジェルズ』を5月25日(海外は5月20日)にリリースすることを発表した。
ボブ・ディラン (okmusic UP's)
ボブ・ディランの75歳の誕生日である5月24日の翌日に発売、生誕75周年に合わせた記念のリリースとなる。『フォールン・エンジェルズ』には、音楽界屈指の名声と影響力を持つソングライターたちによって書かれたアメリカの往年の名曲を12曲収録。ディランはこのアルバムで、ヴォーカリスト、アレンジャー、バンド・リーダーとしてのユニークなすばらしい才能を披露する。ジャック・フロスト(ディランの別名)がプロデュースを手がけたアルバムはボブ・ディランにとって37枚目のスタジオ作品となり、2015年1月に発売された『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』に続く新作となる。

アルバム収録曲の「メランコリー・ムード」は、日本では来日記念盤の4曲入りEPとして限定7インチ・アナログと通常盤CDでリリース。限定2500枚のアナログ盤は発売とともに即完売となった。4月8日よりiTunesでアルバム予約が始まり、予約すると先行で「メランコリー・ムード」を入手できるようになっている。また同曲はYouTubeで音源が公開されているので、こちらも要チェックだ。

『フォールン・エンジェルズ』の制作にあたり、ディランはジョニー・マーサー、ハロルド・アーレン、サミー・カーン、キャロリン・リーといった幅広いソングライター陣の作品から曲を選び、ツアー・バンドとともに録音を実施。アルバムの録音は2015年、ハリウッドのキャピトル・スタジオで行われた。

2015年に発売され、ディランがアメリカの往年の名曲を歌ったアルバム『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』は17ヶ国でトップ10入りを果たし、アメリカでは7位を記録。イギリス、アイルランド、スウェーデン、ノルウェーでは初登場1位となった。『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』は世界的に高く評価され、ザ・テレグラフ紙のニール・マコーミックは5点満点中5点をつけ「ここ25年におけるディランの最高の歌唱が聴ける、不気味でほろ苦く、うっとりするほど心を動かされる」作品と形容した。ニューヨーク・タイムズ紙のジョン・パレレスも「ディラン氏がまたもや彼の新たな声を披露。抑えの利いた長く延びる音である。『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』はその風変わりな雰囲気を維持している。それは慰めようのない現在と過去の後悔すべての間で宙ぶらりんになりながら、恋わずらいになって囚われているのだ」と記した。

ボブ・ディランの近年のスタジオ・アルバム6作は、歴史に名高い彼のキャリアの中でも最高傑作として広く絶賛されている。プラチナ・ディスクを記録した1997年の『タイム・アウト・オブ・マインド』はアルバム・オブ・ザ・イヤーを始め複数のグラミー賞を受賞し、2001年の『ラヴ・アンド・セフト』は連続してプラチナ・アルバムを記録。グラミー賞に数部門ノミネートされ、最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門を受賞した。2006年の『モダン・タイムズ』はディラン史上最大級の人気となった作品となり、全世界で2,500万枚を売り上げ、ディランはさらに2部門のグラミー賞を獲得。2009年『トゥゲザー・スルー・ライフ』はこのアーティストのアルバムとしては初めて全米と全英両方のチャートで1位になり、他にも5ヶ国で1位を獲得。売上枚数は100万枚を超えようとしている。2012年『テンペスト』は全世界の批評家たちからあまねく絶賛され、14ヶ国でトップ5入りを果たした。一方『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』ではディランの洞察に優れた非凡な芸術性がファンからも批評家たちからも讃えられた。

これら6作は18年の創作活動の間にリリースされたものだが、この間には、映画『ワンダー・ボーイズ』(2001年)の主題歌としてアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞した楽曲「シングス・ハヴ・チェンジド」や、世界的ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストに19週間登場し続けた回顧録『ボブ・ディラン自伝』(2004年)の発売、マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー『ノー・ディレクション・ホーム』(2005年)の公開も行われている。また2009年には自身初のホリデイ・スタンダード集『クリスマス・イン・ザ・ハート』をリリース。同作からのアーティスト印税は世界中の飢餓対策チャリティに全額寄付された。

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