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「この出会いがなければ、キャビンアテンダントになれなかった」世界一周中に起きた5つの物語

私が世界一周をしたのは2010年、大学卒業間近のこと。リーマンショックやJALの経営破綻という、客室乗務員(CA)を目指す私にとってはかなりの逆境の中での就活でしたので、CAはおろか、航空業界からはなかなか内定がもらえずにいました。

そんな私は、世界一周へ出発予定日のまさにその前日に、私は大阪で航空会社の最終面接を受けていました。「ここがダメなら、今年はもう終わりにしよう。また、別の仕事をしながらCAを目指せばいい」

そうしてなんとか自分の中で区切りをつけ、世界に飛び出した私を待っていたのは、「諦めるな!」と言わんばかりの出来事ばかりでした。

今回はそんな私の世界一周に関係する「人」にフォーカスしてお話ししたいと思います。

 

迎え入れてくれたベルギーの家族

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カウチサーフィンを利用し、ベルギー人家族の家に泊めてもらえることになったときの出来事。

旅をはじめて間もないある日、ふと気になってメールを開いてみると、出発前に受けた面接の結果は通過との知らせが。そのため次の審査である健康診断を受けなくてはならなくなりました。まだ始まったばかりの旅をやめたくないし、どうしようか…

そんな中、お世話になった家族は、ずっとわたしにパソコンを使わせてくれて、そっと見守ってくれました。それだけではなく、晩御飯もご馳走してくれて、観光する時間が短くなってしまったのを可哀想にと、遠いところへは車で観光に連れて行ってくれました。

宿泊代やガイド代を払ったわけでもないのに、こんな温かく接してくれる家族から、おもてなしの心を学んだような気がします。「頑張ってね、気をつけて」そうやって送り出してくれたベルギーの家族に感謝の気持ちでいっぱいになりました。。

 

パリの病院で日本人の先生

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どうしてもまだ旅を終わらせたくなかったわたしは、パリで健康診断を受けることにしました。日本語か英語で健康診断をしてくれるところを探し、片っぱしから電話をかけ、やっと見つけた大きな病院の日本人の先生。

事情を話すと、急なお願いにも関わらずその場で快諾し、手数料すらとらず迅速に手続きを済ませてくださいました。しかも日本まで空輸便で送ってくださるという、神対応。

この先生に出会わなければ、次の審査すら受けられず、掴みかけた夢を諦めなくてはいけませんでした。

 

心優しいマドリッドのお兄さん

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健康診断の審査は、合格!夢が叶った喜びに湧きたいところですが、すぐに「帰国」しなければなりません。つまり、ルート変更が必要になったのです。

ところが、そのとき私がいたマドリッドから航空会社へ電話するも、なぜかスカイプや公衆電話からはつながらず、唯一つながった宿の電話は、長電話になってしまったので、途中で受話器を奪い取られてしまう始末。

困り果てたわたしは、現地の航空会社のオフィスらしき場所を訪ねることにしました。

 

「きっとチケットカウンターがあるはず…」

 

そんな期待を大きく裏切り、そこにあったのは、まさかの普通のオフィスでした。もう泣きそうな状態で、一か八か、思いっきりドアをノックしました。

ドアを開けて出てきたお兄さんは、半泣きのわたしの顔を見てびっくりしていましたが、必死に事情を説明すると、困った顔をしながらも、オフィスのデスクと電話(しかも国際電話)を貸してくださいました。

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