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身元保証契約は相続されるの?

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Q.

 甲は、遠い親戚のXが就職する際に身元保証人となりました。入社後1年ほどでXは会社のお金を使い込んだのですが、その頃に甲は死亡し、乙が甲を単独で相続しました。

 会社は乙に身元保証人として弁済を求めていますが、乙には弁済をする義務があるのでしょうか?

(1)甲の死亡がXの横領前であれば、弁済義務がある
(2)甲の死亡がXの横領後であれば、弁済義務がある
(3)甲の死亡時期を問わず、弁済義務がある

A.

正解(2)甲の死亡がXの横領後であれば、弁済義務がある

 身元保証契約は、保証人と身元本人との間の信頼関係に基づいて締結されるものと考えられています。信頼関係が基礎となっている以上、身元保証契約は一身専属的なものであるとされ、相続の対象とはならないとされています。
 したがって、保証人の地位を相続することはありませんので、Xの横領前に甲が死亡した場合、保証人の地位を承継していない乙が、横領の責任を問われることはありません。

 しかし、横領時点で甲が生存している場合、甲はその時点で横領金の弁済義務という具体的債務を負担します。そして、その後に死亡した場合、その具体的債務は相続の対象となりますから、これを相続した乙には弁済義務があるといことになります。

 したがって、甲の死亡がXの横領前であれば、乙に弁済義務はありませんが、甲の死亡が横領後であれば、乙には弁済義務があることになります。

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身元保証契約は相続されるの?

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