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3回の裁判にならない場合ってある?

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3回の裁判にならない場合ってある?

Q.

 裁判の世界では、「三審制」という言葉があります。これは文字通り、合計3回の審理を受けることができる裁判制度を意味します。

 さて、日本では、当事者双方が争っている場合で、3回の審理を経ないで決着する場合はありえるでしょうか?

(1)ありえる
(2)ありえない

A.

正解(1)ありえる

 ありえます。
 刑事事件の場合、跳躍上告(刑事訴訟法406条など参照)というものがあり、第一審判決に対して、控訴を経ずに最高裁判所に上告することがあります(過去の事例などでは憲法訴訟でも有名な砂川事件など)。

 民事訴訟でも飛越上告(民事訴訟法281条1項ただし書き311条2項など)として、訴訟当事者間で合意があれば事実関係を争わず、法律問題のみを争点として法律審へ上訴することがあります。

 上記の他にも、刑法の内乱罪に関する訴訟(裁判所法16条4号)、公職選挙法に定められている議員の当選の効力に関する訴訟(公職選挙法203条以下217条)などは、第一審裁判所が高等裁判所となっており、高等裁判所→最高裁判所の最高2回で審理が終わります。

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3回の裁判にならない場合ってある?

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