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「収入源がひとつだけって、怖くない?」複数の仕事をかけ持ちするパラレルワークとは

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安藤 美冬

フリーランサー/コラムニスト
1980年生まれ、東京育ち。雑誌『DRESS』の「女のための女の内閣」働き方担当相、越後妻有アートトリエンナーレオフィシャルサポーターを務めるなど、幅広く活動中。これまで世界54ヶ国を旅した経験を生かし、海外取材、内閣府「世界青年の船」ファシリテーター、ピースボート水先案内人なども行う。『情熱大陸』などメディア出演多数。著書に『冒険に出よう』、『20代のうちにやりたいこと手帳』、新刊に『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』などがある。
公式サイト:http://andomifuyu.com/

働き方が多様化していく中、「本業と副業」の関係ではなく、「いくつもの本業(複業)」を平行して行なう“パラレルワーク”という働き方に注目が集まっています。ひとつの仕事だけでも手一杯な人が多いのに、なぜこういった働き方を求める人が増えているのでしょうか?ノマドワーカーの先駆けとして、以前よりパラレルワーカーを実践している安藤美冬さんに話を伺いました。

仕事は才能を
開花させる手段

ーー最近は海外の仕事も増えているそうですが、年間でどれくらい国外にいらっしゃるんでしょうか?

安藤 レギュラーで海外の仕事があるわけではないのですが、今年は海外が4割、東京が5割、あとは地方が1割といったところです。仕事としては、本や記事の執筆、企業のアドバイザー。他にも政府関連の仕事がありましたね。平均すると、常時10〜15くらいの案件が動いているんじゃないかと思います。

ーー安藤さんは以前から「パラレルワーク」を実践されていらっしゃいますが、仕事をひとつに絞らないのはなぜなのでしょう?

安藤 現実的なことで言えば、複数の収入源があることで、収入が安定するということがあります。リスクヘッジになるんですよ。収入源がひとつって、怖くないですか?

あと、単純に飽きないんです。私はひとつの仕事とか、ひとつの肩書きとか、ひとつの組織とかっていう、いわゆる「これまでの働き方」にずっと疑問を持っていた人間だったんです。もちろん、ひとつのことにコミットするのはプロフェッショナルな生き方だとは思うんですけどね。でも私は、何のために仕事をするのかって考えたとき、自分がまだ気づいていない才能を開花させる手段だと思ったんです。

ーー才能を開花させる手段が仕事だと?

安藤 単純に、人って肩書きによって仕事が変わりますよね。私は20代のとき、たまたま出版社に入社することができましたが、肩書きが違ったら不動産業でもイベントの司会でもコンサルタントでもなんでもやれるし、なんでもできると思っていて。でも、会社的に副業は禁止されていたから、環境的にできなかった。そうなってくると自分の可能性についても意識しなくなってくるんですよ。

働き方にルールなんてない。
自分のやり方で仕事に向き合う

ーー思考が停止してしまうということでしょうか?

安藤 かもしれません。だから、もし自分がフリーランスとして独立するんだったら、仕事の領域を決めずになんでもやろうと考えていたんです。それに向いてない仕事は多分できないだろうし、気が乗らない仕事はやらないだろう、と。だから、みんなもっと仕事に対して自由になっていいと思うんですよね。仕事はこうでなきゃいけない!って思い込んでいる人が多い気がします。

もちろん、考え方は人それぞれなので一概にこうとは言えませんが、私は「なぜ会社で働きながら他の仕事をしちゃいけないの?」とか、「なぜ独立するのにひとつの領域に仕事を絞るんだろう?」とか思ってしまうんですよ。私は、私のやり方で仕事と向き合っていきたい。

ーーおそらく、そういった話をいろんなところでされていると思うんですが、周囲の反応はいかがですか?

安藤 反応はあまり気にしていないですけど、共感してくれる人は多いですね。なかには「そんなことできるわけがない」って考える人もいます。でも、いろんな気持ちを抱えながらも、どこかで折り合いをつけて生きている人って絶対いると思っていて。本当は音楽に関わる仕事がしたかったとか、本当は本を書いてみたいとか。

私は諦めたくないし、全部できると思っているんです。でも、それは私に特別な才能があると思っているわけではなくて、やってみて才能を開花させようって考えてるんですよ。以前、シェアオフィスの立ち上げに関わったことがあったんですけど、それまで不動産に関する知識なんてなかったんです。やっていく中で少しずつ仕組みがわかるようになったりして、そうしていたら国土交通省から仕事のオファーがきたり、いろいろつながっていきました。だから、とにかくやってみることが大切だと思います。

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