DIYがアダに…不動産投資の失敗パータン

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DIYがアダに…不動産投資の失敗パータン

老後のために、そしていざという時の副収入のために、不動産投資への関心度はいつの時代も高い。

ただ、不動産投資は物件購入時のローン返済や経費、税金など「出ていくお金」も多額。賢くやらないと「あれこれ手をかけたのに手元に全然お金が残らない」という残念なケースになることもある。

こんな事態を避けるために、『図解 プライベートカンパニーを活用して、不動産投資をしよう!』(クロスメディア・パブリッシング刊)の著者、成田仁さんが提唱しているのが、法人を設立し、個人ではなく会社として不動産投資を行う方法。この方法で不動産投資を続けていき、収益を得続ける秘訣を聞いた。
 
――不動産投資で成功する方もそうでない方もたくさん見てきたかと思いますが、成功する人の共通点としてどのようなことがあるのでしょうか。

成田:まず、勉強熱心ということでしょうね。不動産投資について詳しく知っているに越したことはないので。

ただ、勉強して「物件を見定めるプロ」にはなったけど、肝心の投資でお金を得られない人もいるんですよ。私たちが勧めている不動産投資は、物件を安い時期に買って、値が上がるのを待って売るというキャピタルゲイン目的のものではなく、インカムゲインが目的です。つまり、家賃収入などで安定した収入を得られるようにしようということなので、始めるのは早い方がいい。勉強熱心なのはいいことなのですが「物件を見定める目」ばかり磨いてしまうと、なかなか物件の購入に踏み切れなかったりするんです。5年間投資する物件を探し続けているという人もいる。これは5年間家賃収入を得る機会を逃し続けているとも言えますよね。

それと、先ほどの話と重なりますが、自分一人ですべてやろうとしない人も成功しています。何でも自分でやろうというのはいいことなのかもしれませんが、やはり任せるべきところはプロに任せたほうが時間は有意義に使えますから。

――普段は会社員として働いているとなおさらそうかもしれませんね。全部自分でやろうとすると時間的に厳しい面がありそうです。

成田:物件を購入した後の管理にしても、私たちも含めた不動産管理のプロに任せれば、たとえば入居者の方から要望があった時にも素早く対応できますが、自分でやるとなると大変ですよね。日中は会社にいるわけですし。
不動産管理が趣味も兼ねていて、内装や壁を自分で塗り替えたりしている人もいないことはないのですが、合理性だけを考えるのであればお金はかかっても専門家に依頼するのがいいのではないかと思います。

――インカムゲイン投資ということですと、「借り手のつきやすい物件」を購入することが重要になります。どんな点に気をつけて物件を選ぶべきでしょうか。

成田:入居者を集めなければいけませんから駅から近いに越したことはありません。あとはバランスですよね。駅から近いマンションだと入居者は入りやすいかもしれませんが物件の購入価格が高くなるので利回りは低くなりやすいですし、アパートは比較的安く購入できて高い利回りで運用できるのですが、場所によっては入居者が集まりにくいということもあるかもしれません。そのあたりの見極めはしっかりしていただきたいですね。

不動産投資が成功するかどうかというのは、どの物件を購入するかである程度決まってしまって、後で一生懸命手をかけてもなかなか逆転するのは難しい。最初が一番肝心なんです。

――不動産投資について、色々な方の相談に乗る機会が多いかと思いますが、最近よく受ける相談はどんなものですか?

成田:個人として既に不動産を買ってしまっていて、今から法人化してその不動産をそちらに移したい、というものが最近は多いですね。私たちとしては、法人を作ってから不動産を購入することをお勧めしているのですが、そういった相談にも乗っています。

――最後になりますが、不動産投資を今後やっていこうと考えている人や、すでにやっている人にメッセージをお願いできればと思います。

成田:インカムゲインが目的の不動産投資は、キャピタルゲイン投資と違い、「早く始める」ことがアドバンテージになります。物件をローンを組んで買うにしても、早く買えば早く完済できますし、早く始めるほど得られる収入も多い。
不動産投資に興味を持っている方は、ぜひ早めにスタートしてみてください。
(新刊JP編集部)

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