「この国は人間関係気にしすぎ!」 宇野常寛、人付き合いを語る

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J-WAVE平日深夜の番組「THE HANGOUT」。同番組のワンコーナー「SHARE THE MISSION」では、各曜日のナビゲーターが週替わりの共通テーマについて語ります。今週は「人付き合い」について。4月4日の放送では月曜ナビゲーターの宇野常寛が語りました。

冒頭で「そもそもこの国は人間関係気にしすぎ!」と指摘したうえで、「人付き合い」については「人間関係は必要だけど、依存しちゃだめ」とシンプルに結論づける宇野。というのも、宇野自身、幼少期から現在まで「空気を読め」と言われ続けきたそうで、逆に周りに合わせず空気を読まない選択をしたからこそ、今の自分があると言います。

「空気を読んでね、言いたいことが言えないとか、やりたいことがやれないよりはいいかなと思っているの。はっきりいって」

自分が信じたことをやり続けてきたことで“成長した”と胸を張ります。さらに、「自分が一番成長したと思うのは、優秀な仲間たちが周囲にいたときだよね。彼らからの刺激なしに、僕の仕事って成立しない。自分がリスペクトできる能力の持ち主を、全然考え方や分野が違っても周囲においておくことが、一番人間を成長させると僕は思っている。そういう実感があるからね」と宇野。逆に自分しか見ない人は、周りをシャットアウトしてしまい、能力が伸びずに自分の成長を止めてしまうのだそうです。

「本当にいい人間関係というのは、終始つるんで寂しさを紛らわせて、共通の敵に石を投げて連帯感を確認しなくても、十分に成り立つと思うの。お互いへのリスペクトと信頼があればね、たとえ会うのが何年に1回かでも、ちょっと意見を交わすだけでも充分に絆って確認できるし、お互いへの刺激がね、絆を保証してくれる」

そして、いい人間関係を維持するためには、いい関係性のメンテナンスが必要とも。

「世の中には、いい友達なんていない。“いい人間関係”“いい関係性”があるだけ。いい人か、悪い人かなんて意味がないと思う。関係性がいいか悪いか、美しいか美しくないか、それだけ。ただ、メンテナンスがないと人間関係ってだめになる。相対的な位置関係の問題だから。そのツールとして、うまくインターネットを利用してほしいわけ」

宇野は、ラインやフェイスブックに言及しつつ“いい人間関係”を維持するためのツールとして使用すればいいと提案。「転勤とかクラス替えでちょっと距離ができた友人にも、定期的にあなたのことを大事にしているというリスペクトのサインを送るという武器に、SNSは使えるよね」

いい友人、悪い友人と優劣をつけることなんて「意味がない」という宇野。あえて“空気を読まず”“誤解を恐れず”人の言いにくいことでもはっきりと発言する宇野常寛。彼の軽妙で毒のある言葉の数々は、オフィシャルサイトの放送アーカイブで確認することができます。ぜひ、宇野の真意を直接聴いてみてください!

【関連サイト】

「THE HANGOUT」ブログ

http://www.j-wave.co.jp/blog/hangout/

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