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【ネット系女子!】日本一の女子高生プログラマーはどうやって誕生したのか? 山本文子さん

「プログラマー」という言葉を聞いて、あなたはどんな人物を思い浮かべるだろうか? メガネをかけ、日夜何台ものモニターを前にキーボードを打ちまくる男性像? そんな先入観を打ち壊す、いま注目の超若手女子プログラマーがいるのをご存知だろうか。

今、ネットを騒がせている女性を探す「ネット系女子!」連載の第1回目は、プログラミング界のホープである山本文子(やまもと ふみこ)さん、16歳。なんと現役の女子高生である。

一見普通の女子高生に見える山本さんだが、実は彼女、「アプリ甲子園」という中高生のためのスマートフォンアプリ開発コンテストで優勝した経験のあるれっきとしたプログラマーなのだ。2014年の大会で優勝を勝ち取り、名実ともに「日本一デキる女子高生プログラマー」となった彼女は、そもそもなぜアプリ開発に興味を持ったのか。直接話を聞いてきた。

高級旅館の娘、プログラミングをはじめる

1月某日、我々編集部がやってきたのは、山本さんのご実家である神奈川県の高級旅館。笑顔で出迎えてくれた山本さんは、紺のプリーツスカートにセーター姿とザ・女子高生のいで立ちだ。すごく足が寒そう。

――山本さん、今日はよろしくお願いします。まずは山本さんのような現役女子高生がなぜアプリ開発をはじめたのかお聞きしたいのですが、スマホっていつごろから使っているんですか?

「はじめて携帯電話を持ったのが小学4年生でした。スマホデビューは中学受験が終わったあとだったので、その2年後の小学6年生の終わりくらいだったと思います。ずっとXperiaを使っていたんですが、中3の終わりに当時作っていたアプリの実機テストをするためにiPad miniを買ってもらったんです」

――ということは、中3の時点で既にアプリ開発をしていた?

「そうですね。はじめてプログラミングに触れたのが中3の夏でした。そもそものきっかけは、通学中に見ていた『NAVERまとめ』サイトで、同い年の角南萌さんがアプリ甲子園で優勝したのを知ったことです。私、中学時代ずっとバスケをやっていて、はじめは高校に行っても続けるつもりだったんですが、家から高校までがとても遠くて、朝練に出るためには毎日朝5時前の電車に乗らないといけなかったんです。さすがにそれは無理だと思って、高校に入ったらバスケを辞めてなにか別なことをしようかなと。そこで、日課になっていた通学中のNAVERまとめのチェックをしているとき、ふと『アプリ』って検索窓に打ち込んでみたんです。すると予測変換で『アプリ 開発』って出てきて、アプリが自分でもつくれることにビックリしちゃって……」

――そこで、自分でもチャレンジしてみようと。

「はい。調べてみると、同じ年くらいの子たちでアプリをつくっている人って意外とたくさんいたんです。2012年のアプリ甲子園で優勝している角南 萌さんも、私と同じ年で、『同い年でこんなことやってる子がいるんだ!』と衝撃を受けました。それで、Life is Tech !という中学生、高校生向けのプログラミングスクールに通い始めたんです」

予選の時は、毎晩泣いてました

――アプリ甲子園で優勝したときの作品「OCTAGON(オクタゴン)」はどのような経緯で生まれたのでしょう?

「元はスクールでつくっていた作品なんです。はじめて自分でアプリをつくることになって、どんなものにしようか考えていたんですが、今出回っているようなツール系のアプリに無理やりオリジナルのコンセプトを乗せたようなものより、自分が純粋に使いたいものにしたいと思いました。そこで、当時ハマっていた単純な計算ゲームをベースに、なにも考えずスワイプするようなゲームにして、OCTAGONが生まれたんです」

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