【体験レポ】山梨のマルサマルシェ。黄金桃を使ったピザ&パフェ作り(前編)

はじめまして!
フードアナリスト&調理師の資格を持つ、旅するグルメライター野山苺摘です。
春夏秋冬の旬食材を追い求め、1年中全国の至る所でフルーツ狩りや食べ歩きをする日々。
今回の注目スポットは山梨県。
季節は春、そして山梨の春といえば桃源郷!
フルーツ王国山梨で桃の花を眺め、桃の果実を使用した料理を作ることができたら最高だと思いませんか?
実はそんな想いを叶えてくれる素敵な場所があるのです。
農園が運営するクッキングスタジオ「マルサマルシェ」とは?

新宿から高速バスで1時間半。
一宮という停留所で下車し、大通りを10分ほど歩くと周りの風景とは一風変わった近代的建物を発見!
この桃を連想させるキュートなピンク色の建物が「マルサマルシェ」。
マルサフルーツ古屋農園が運営するクッキングスタジオです。

中に入ってみると、店内はまるでオシャレカフェ!
暖炉やハンモックまであり、子どもからオトナ女子まで楽しめそうな場所。
“農園”という言葉からは想像もしなかった空間演出に驚きです。
今回この場所で調理に挑戦するメニューは「フルーツピザ」。
まずはスタッフのかたに体験内容等を伺ってみることにしました。

「畑から伝えられるものはないか」という想いからこのクッキングスタジオでの調理体験を展開しているという管理栄養士の古屋千鶴さん。
実はマルサマルシェでは調理だけでなく、食育イベントや農業体験も開催されています。
6月中旬以降の桃やぶどうのハイシーズンには、なんと参加者が自分の手で収穫したフルーツを使用してスイーツを作ることも可能なのです!

今まで作ってきた作品は料理だけではありません。
さつまいものツルを上手に利用したリースや、桃の花で色を染めたエレガントなショールまで!
農園にある材料を見事に変化させた芸術作品に感動です。
桃のコンポートでお手軽フルーツピザ体験!

いよいよ体験スタート!
フルーツピザには桃のコンポートを使用すると聞いていたのですが、よく見ると希少な黄金桃じゃないですか!!
てっきり通常の白い果肉の桃でピザを作るのだと思っていたので、おもわず歓喜の声をあげてしまいました。
マルサマルシェでは生の桃が収穫できないシーズンでも、こうしてコンポートにした桃を使用して調理体験をすることができるのが魅力!
秋から冬にかけてはあんぽ柿や干し芋も生産しているので、季節ごとの食材を利用して1年中いつでもフルーツたっぷりのメニューが作れるのです。