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頑張って立ち止まる“積極的逃避”という考え方に岡田准一も唸る!

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J–WAVE日曜深夜の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。4月3日のオンエアでは、煎茶道美風流 四世家元の中谷美風さんに“文人趣味”や“積極的逃避”について話をうかがいました。

中谷さんは中国明代の文人趣味に憧れ、江戸末期から明治初期までの、自由な煎茶世界を具現化し、その中で現代の暮らしに活かすことのできる“文人趣味的煎茶道”を目指しています。

中谷さんのもとには、たくさんの人々が訪れるそうで、なかにはサラリーマンの方も。「僕の一番のキーワードは“積極的逃避”。逃げるということは良いことなんです。なぜかというと『逃げる』ということは、元の居場所も、逃げる場所も分かっているから逃げることができる。積極的に逃げることで、本当の自分を見つめ直すことができます。たとえば、森に逃げたとします。自然のリズムは太古から変わっていません。一方、社会はリズムが不安定。僕は奈良の山の中に住んでいますが、森も変化しています。そこに生きているシカたちは森の変化に寄り添うように生きています。先に進もうともせず、戻ろうともしません。そういう姿を目の当たりにすると、『人間は何をやっているんだ』と思ってしまうんです」(中谷さん)

シカは、秋が深まるとメスの奪い合いをはじめます。ルックスも良く、ハーレムを作るオスのシカと、ハーレムを作れないシカに分かれます。特に老いたシカはハーレムを作れません。群れを作れず、一頭だけになったシカは雪が降ろうとも、じっと春がくるのを待つといいます。それは春がくることを知っているからなんだそうです。まさに森に身を委ねているのです。

「森の生き物たちは身を委ねて淡々と暮らしています。それに比べて人間は少しでも早く春を得ようとします。オスのシカの振る舞いを見たときに、僕はこうして生きようと思ったんです。無駄な争いをしたところで寿命を縮めてしまいます。シカのように何もせずにじっと待つと、早く春を得ることはできないかわりに、確実に春を手に入れることができます。このように、自ら前に進むのではなく、頑張って立ち止まるのが“積極的逃避”です」(中谷さん)

真っ暗な中で光を探そうと慌てると道に迷ってしまいますが、じっとしているといつか夜が明けます。そのような考え方が“文人趣味”だと中谷さん。ちなみに、中谷さんは悩みがあっても人に相談せずに、古典を読むそうです。悩みの内容は太古の時代から概ね変わらないもので、古典にすべて答えが書いてあるとのこと。それは普遍なものであるため、何かに迷ったら、古典を読んでみるといいとアドバイスしてくださいました。

【関連サイト】

「GROWING REED」オフィシャルサイト

http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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