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カードローン詐欺でしょうか?

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Q.

 知人に「銀行員の成績を上げるお手伝いをしてみないか?」と言われて、やってみたのですが、「2件カードローンを組んできて、キャッシングのカードとカードを作った時の書類と暗証番号を教えてほしい」と言われました。その報酬として数万円アルバイト代としてあげるからと言われました。
 数ヶ月後には、カードもちゃんと返ってくるから安心してと言われたのが、本当に大丈夫なんか不安になって、その次の日にカードを止めました。
 ですが、2枚の内、1枚はキャッシングの限度額まで借り入れされたことがわかりました。どうすればいいでしょうか?

(20代:男性)

A.

 ご相談内容に示されたような、「アルバイト代を払うから」と言いつつキャッシング用のカードを詐取する行為は、典型的なクレジットカード詐欺、あるいはキャッシングカード詐欺(以下、総称してカード詐欺と記載します)と呼ばれるものです。

 詐欺罪は「人を欺いて財物を交付させた」ときに成立します(刑法246条1項)。本件のようなカード詐欺の場合、人を騙して財物であるカードを自らに交付させた段階で罪が成立します。

 そのため、対処方法としては、ご相談者様がしたように、気づいた段階ですぐさまカードを利用できないようにカードローン会社へ連絡をすることが大事です。
 また、カードを騙し取られた時点で罪が成立していますので(加えてご相談者様の場合は1枚のカードについて、現金の引き出しがなされており被害が拡大している事情もあるため)警察への被害届を提出する必要があると考えます。

 ただ、こうしたカード詐欺の場合、警察が捜査に協力的になってくれるかどうかは「やってみないとわからない」のが実情だと思われます。
 というのも、カード詐欺の場合、約款(いわゆるカードローン会社との間の契約)に他人へのカード貸与などは禁止されています。にもかかわらず第三者にカードを渡しているため、「カード詐欺の共犯なのでは?」と疑ってかかられる場合がありえるためです。

 また、限度額まで引き出された方のカードローン会社に対しては、消費貸借契約(民法587条)、いわゆる借金が成立してしまっている状態です。
 これについても減免の交渉などをしていく必要があります。

 ただ、前述のように本来、第三者へのカード貸与は許されないわけですから、それを行った時に引き出された金額の減免は厳しいものがあると思われます。

 このような難しさがあるため、警察への相談の仕方やカードローン会社への交渉などをまとめて弁護士に相談されることをおすすめいたします。

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カードローン詐欺でしょうか?

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