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【連載:映画で分かる女の本音】~いまの年齢のまま見た目が若返ったら人生どうなる!?〜『あやしい彼女』

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もしもあの時、違う選択をしていたらどんな人生を送っていただろう──。人生は後悔の連続です。

たとえば、「欲しい! 」という気持ちを抑えられずに勢いで買ってしまった洋服が、数日後にセールで半額になっていて「あーあ……」という小さな後悔から、愛しているのにいつの間にか歯車が合わなくなって、つい酷いことを口走って別れてしまった、という大きな後悔まで、毎日人は後悔をバネに生きている。そんなふうに後悔することによって、次は「気をつけよう」と心がけることができるわけです。

でも、“もしもあの時”のあの時に戻れるとしたら、やり直せるとしたら、人はどうするのか?

『あやしい彼女』は、73歳のヒロイン・瀬山カツ(倍賞美津子)が、不思議な写真館で撮影したことをきっかけに、なんと! 中身は73歳のまま見た目は20歳の頃に若返ってしまいます。

往年の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのように、デロリアン(タイムマシン)で時空を行ったり来たりするのではなく、自分の身体が時間を遡って若返るというのはとてもユニークです。

若返ったカツ(多部未華子)は周囲に“あやしまれない”ため“大鳥節子”と名乗ります。

ちなみにこの名前の由来は、カツの大好きな女優、オードリー(=大鳥)・ヘップバーンと原節子を組合せています(笑)。

オードリー意識したシーンも登場するので、『ローマの休日』を観ているとより楽しめます。

いつもは毒舌でうるさくてトラブルメーカーのおばあちゃん・カツですが、実は73歳になっても憧れの女性に近づきたいと思っている。

そんな乙女心が伝わってくるとても可愛らしいシーンのひとつです。

20歳の見た目を手に入れたカツこと節子は「この状況を楽しもう! 」と、超前向き。

ある日、商店街ののど自慢大会に出かけて飛び入りで参加。

それがきっかけで「歌手になりたい! 」というかつて抱いていたを叶えることに! しかも孫のバンドのボーカルとして!

というように、次から次へと笑える事件が起きますが、この映画が単なるコメディに留まらないのは、中身はそのままで外見だけ変わることによって、自分が生きている場所を見つめ直す、気づかなかったことに気づくことです。

女手ひとつで育てた娘の幸恵(小林聡美)のことを誰よりも解っているつもりだったのに、誇らしく思っていたのに、彼女が抱えている悩みに気づくことができていなかった自分に気づく。

また、孫と始めたバンド活動を通じて知り合った音楽プロデューサー小林拓人(要潤)にすることで、73歳の自分にとって本当に大切な人は誰なのかにも気づく。

節子(=カツ)の経験を通して、私たちも「自分はどうだろう……」と考えさせられます。

後悔はしてもいい、でも後悔したことを無駄にはしたくない。だから“”を大切に生きようと思える。

見た目は20歳、中身は73歳という突飛な設定の笑いっぱなしのコメディですが、最後はしっかり泣かせてくれる感動作。おすすめです!

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