「子どもの絵」をおしゃれに飾る方法を試してみた

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幼い我が子が描いた絵。親にとってはどんな名画より価値ある宝物だろう。リビングに飾り、いつまでも愛でていたいと思いつつ……、子どもの絵を飾ると、どんなオシャレ部屋も一気に所帯じみてしまうのが悩ましい。そこで、安価な材料を駆使して「子どもの絵を違和感なく、オシャレに飾る」方法を探ってみた。

子どもがいないので自分で描きます

しかし、検証にあたって問題がひとつある。それは筆者が独身で、子どもがいないことだ。知人の子どもに「おじさんの似顔絵描いてよ」とお願いしようかとも思ったが、たぶん涙が出てしまうのでそれはやめておいた。

そこで、もういっそ自分で描いてしまうことにした。幸い、絵心のなさには自信がある。5歳児の絵のクオリティを再現することなど、造作もないことだ。

まずは参考までに、インターネットで「子どもの絵」と検索してみる。【画像1】すると、こんなふうな微笑ましい作品が多数ヒットした(写真:Hemera / thinkstock)

【画像1】すると、こんなふうな微笑ましい作品が多数ヒットした(写真:Hemera / thinkstock)

改めて観察してみると、子どもの絵って何ともフリーダムである。常識や既成概念に縛られない構図、色彩、モチーフ。その表現は、僕ら大人が失ってしまった天才的なイマジネーションに溢れている。

……と、一見セオリーがないように思える子どもの絵だが、それでもじっくり眺めていたら共通点や特徴がなんとなく分かってきた。その傾向をふまえ筆者が描いた、「大人による子どもの絵」がこれだ。【画像2】左上:子どもはとかく、パパとママのどちらかをデカく描きがち。身体は棒で、腕は棒の真ん中あたりからニョキっと出ていることが多い。右上:描きたいものを描くのが子ども流。虹と流れ星が同時に現れるし、草むらの陰から突然ロケットが発射されたりもする。下:子どもの脳内はいつだってファンタジーな妄想にあふれている。それゆえ、大人には想像もつかない架空の生き物を描き出してしまう(絵:榎並紀行)

【画像2】左上:子どもはとかく、パパとママのどちらかをデカく描きがち。身体は棒で、腕は棒の真ん中あたりからニョキっと出ていることが多い。右上:描きたいものを描くのが子ども流。虹と流れ星が同時に現れるし、草むらの陰から突然ロケットが発射されたりもする。下:子どもの脳内はいつだってファンタジーな妄想にあふれている。それゆえ、大人には想像もつかない架空の生き物を描き出してしまう(絵:榎並紀行)

雑貨を使って、違和感なく飾ろう

このように、35歳のおじさんが描いたにしてはなかなか微笑ましい3枚が完成した。我ながら、どんな素敵インテリアも台無しにしてしまう破壊力だと思う。

では、これらをさっそくオシャレに飾ってみよう。なお、使用する材料は、安くてカワイイ生活雑貨、ステーショナリーがそろう「Flying Tiger Copenhagen」で購入した。いずれも100円~500円程度で手に入るものである。【画像5】全部合わせても、しめて1500円くらい(写真撮影:榎並紀行)

【画像5】全部合わせても、しめて1500円くらい(写真撮影:榎並紀行)

まずは、マスキングテープで壁に「額縁」をつくってみよう。最近はかわいいマステ(マスキングテープ)が数多く発売されていて、女子中高生の間で人気らしい。筆者は女子でも中高生でもないが、かわいいものは大好きだ。【画像6】かわいいマステで壁に「額縁」をつくり、子どもの絵を貼る(写真撮影:榎並紀行)

【画像6】かわいいマステで壁に「額縁」をつくり、子どもの絵を貼る(写真撮影:榎並紀行)

カラフルなマステは、さまざまな色を大胆に駆使する子どもの絵との相性が良いようだ。御覧の通り、両者は違和感なく馴染む。壁にそのまま絵を貼るよりも、マステでフチどりすることで、空間が引き締まって見えるような気もする。【画像7】あるいは大げさな額に入れて飾ってみる。これはこれでアート作品っぽく見えなくもないが、やはりマステ額の方が相性はいいようだ(写真撮影:榎並紀行)

【画像7】あるいは大げさな額に入れて飾ってみる。これはこれでアート作品っぽく見えなくもないが、やはりマステ額の方が相性はいいようだ(写真撮影:榎並紀行)

次に「麻の紐」と「クリップ」を使ってみよう。ピーンと張った麻の紐にクリップで絵を吊るすだけだが、壁にペタっと貼るよりはいくぶん見栄えがいいように感じられる。【画像8】子どもの絵のテイストに合う、かわいらしいクリップをチョイスしよう(写真撮影:榎並紀行)

【画像8】子どもの絵のテイストに合う、かわいらしいクリップをチョイスしよう(写真撮影:榎並紀行)

だが、なんか惜しい気がする。もうひとさじ、オシャレエッセンスを加えたい。

そこで、背後の壁に子どもの絵に馴染みそうなクロスを貼り、かわいらしい世界観を演出してみた。【画像9】すると、よりメルヘンチックな雰囲気になった(写真撮影:榎並紀行)

【画像9】すると、よりメルヘンチックな雰囲気になった(写真撮影:榎並紀行)

あるいは、ヘタウマ系のイラストなどを子どもの絵の間に織り交ぜてみるのもアリかもしれない。僕のヘタクソな絵のダメ感が、いくらか中和されるのではないか。【画像10】ヘタウマなイラストと並べて飾り、「あえて(ヘタに描いてます)感」を醸し出す作戦(写真撮影:榎並紀行)

【画像10】ヘタウマなイラストと並べて飾り、「あえて(ヘタに描いてます)感」を醸し出す作戦(写真撮影:榎並紀行)

いかがだろうか? オシャレか否かの判断は見ている人にお任せするが、その一角をかわいらしいテイストでまとめてしまうことで、子どもの絵が違和感なく溶け込む空間にはなっていると思う。なにより楽しいので、みなさんもぜひやってみてください。
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