「日本で一番家具のことを考えた」松岡茂樹 日本一の家具職人になるまで

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「日本で一番家具のことを考えた」松岡茂樹 日本一の家具職人になるまで

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J-WAVE平日(月〜金)夜の番組「School TV DREAM TRAIN」(ナビゲーター:秀島史香)。3月30日のオンエアでは、株式会社KOMA 代表の松岡茂樹さんがゲストに登場し、「家具職人」という夢を叶えた原動力について語りました。

松岡さんは美術専門学校を卒業後、家具製造会社に入社し職人修行を開始。2003年に独立し、2013年に直営店KOMA shopを開設します。家具製作を中心にさまざまなプロジェクトにも参加し、国内外の賞を受賞。TV番組の密着特集など、メディアでも注目されてきました。量産品が主流の現代にあって、どのようにして「家具職人」という仕事を確立されてきたのでしょう。
高校を卒業後、無職だった松岡さん。子どものころから好きだったモノづくりへの思いが蘇り、思い立ったらすぐに美術専門学校の門を叩きます。そこでさまざまなクリエイティブの世界に触れる中で、「成り上がりたい」という思いから家具職人を選んだそう。ところが、プロの世界は甘くはありませんでした。昭和元年生まれの職人さんがいるような厳しい職人の世界のなかで、あらゆる自信を打ち崩されたのだとか。
それでも辞めなかったのは、子どもが生まれたこと。もうひとつは、悔しさでした。
「本当にできなかったんですよ、仕事が。もう毎日のように『辞めちまえ』とか、『もう来るな』とか先輩に言われて、悔しかったんですよね。材料置き場の陰で本当に涙が出てくるくらいに。『絶対負けねえ』って思うようになって、自分で決めたんですよ。日本で一番、家具のために時間を使おうって。それからは朝から寝る寸前まで家具のことしか考えないという毎日ですね。朝は誰よりも早く会社に行って道具の練習や手入れをして、誰よりも遅くまで残って自分の作品をつくる。デザイン案は、最低1日10案は考えるとか、自分でいろいろルールを決めて、これが守れなかったら辞めちまおう、というのを繰り返してやっていきました」(松岡さん)

「日本で一番家具のために時間を使えば、日本一の家具職人になれるはず」と、仕事ができない悔しさを、誰よりも努力することでリベンジした松岡さん。ものづくりへの思い、「成り上がりたい」という野望、そして悔しさを味わったからこそ、家具職人としての現在があるのでしょうね。

【関連サイト】
「School TV DREAM TRAIN」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/dreamtrain/index.htm

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