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これからの妊婦さんに伝えたい、マタニティマークをつける理由

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妊娠した友達とLINEのやりとりをしていて、はっとしたことがありました。

それは、「マタニティマークをつけるのがこわい」という言葉。

そのとき、彼女は妊娠3ヶ月で、妊娠が分かったばかり。

私は産後2ヶ月の終わり頃で、ようやく余裕が出てきた頃でした。

共通の友人の結婚式に出席するという彼女に、妊娠中の長距離移動についてアドバイスしていて、マタニティマークの話になったのです。

彼女は、「マタニティマークをつけると『弱者です』と宣言しているような気がして、意地悪をされないか心配だし、こわい」と言い、それまでは外出のときもマタニティマークをつけていなかったそう。

そんな彼女の言葉に、私もちょうど同じくらいのとき、同じようなことを感じていたことを思い出しました。

ただ実際には、私は妊娠が分かった直後から、マタニティマークをバッグにつけて出歩くようにしていました。

通勤で毎日バスに乗るのですが、つわりがきつくて車酔いがひどかったので、意地悪されることがあってもたまに席を譲ってもらえれば……という気持ちだったのです。

確かに、意地悪をされることはありました。せっかく譲ってもらった席に無言で横入りされたり、混んだ車内でわざわざ私のお腹を押しのけながら下車していくおじさんがいたり……でも、それ以上に親切にしてもらうことも多かった。

オシャレなOLさんからスーツ姿のイケメン、優雅な巻き髪のギャルや若いご夫婦など、公共交通機関で席を譲ってもらったことは数知れず。

上品なマダムに席を譲られて「近くですから」と遠慮したら、「あなたどこまで?あら、じゃ私の方が先に降りるわね。どうぞ!」なんて、スマートすぎる後押しを受けたこともありました。

年下男子の友人も、「電車で妊婦さんらしき人を見かけても、マタニティマークをつけていないと席を譲るべきかどうか迷っちゃう」と言っていたし、まずこれからの妊婦さんにお伝えしたいのは、マタニティマークを見かけたら、親切にしたいと思っている人の方が多いということです。

そして、本当に大事なのは、マタニティマークをつけていれば、もし自分に何かあって意識を失うようなことになっても、お腹に赤ちゃんがいることが見てわかるということ。

これは、私がかかりつけ医に言われたことです。

「妊婦は四六時中赤ちゃんに血液を送っていて貧血になりやすいから、歩いていてふっと気が遠くなるなんてことも普通にあり得る。だから無理をせず15分間隔で座って休みなさい。そして、もし意識を失っても大丈夫なように、母子手帳は絶対持って歩きなさい。助けてくれる人に、妊娠していることが分かるようにしておくのよ!」

そう先生に言われて初めて感じた、「自分ひとりの心配だけで済んでいたこれまでの自分」と「母になるこれからの自分」の差。

後輩妊婦の彼女には、マタニティマークをつけること、母子手帳を持ち歩くこと、妊婦健診に行くこと、すべてがおなかの赤ちゃんを守ることなんだよ、と伝えました。

彼女は、確かにそうだね、と言ってくれ、それからは堂々とマタニティマークをつけて歩くようにしたそうです。

世の中にはたしかにいろいろな意見があって、いろいろなイメージがついてしまっているマタニティマーク。

でも、これからお母さんになる人と、生まれてくる赤ちゃんのために何かしたい人っていっぱいいるんです。

私は実際に妊娠を経験して、そう思いました。

もちろん私も、電車やバスでマタニティマークを見かけたら、なにか手助けできることはないか、どんどん聞いちゃうウザいおばさんになるつもりです!

著者:中村ユイ

年齢:36歳

子どもの年齢:生後6ヶ月

アパレルメーカーを中心にマーケティング・プロモーションの制作担当としてキャリアを積み、WEBメディアの編集者に。仕事一筋の人生を送る予定が奇跡的に結婚。順調に出産までしてしまい、当初の予定とのあまりの違いにおろおろする日々。産前産後で一番辛いことはお酒が飲めないこと…。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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