地方議会の政務調査費について
地方議会の政務調査費について
土日夜間議会改革サロン 事務局 青山真二氏
㈱政策工房 代表 原 英史氏
青山
最近では大分県の県議が地球一周半分(6万6千キロ)のガソリン代の経費を政務活動費内調査旅費として取得していることが分かったわけですがこれはもうどう見ても通用しないですよね。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/230545
原
この話は兵庫県の号泣県議がさんざん問題にしたにもかかわらずまだまだ同じような問題がそこらじゅうで起きているということです。
青山
この件からもまだまだ潜在的にはこの手の問題がおこっているとおもってまちがいないですね。私の住んでいる市川市でも百条委員会が解決しておらず、切手を政務活動費で買いすぎた十数人の議員がいてこれは地元の人間としてもうどうにかしなければならないと思っています。http://www.sankei.com/region/news/150618/rgn1506180054-n1.html
原
最も問題なのは千代田区では政務活動費の問題が出てきていますがこれは、領収書などが公開されていて問題になっているからよくて、国会議員や大きな政治団体の領収書ならみなさんチェックするのですが、地方議会まではなかなかできてなくてやってみたらとんでもないことになっていました。千代田区で問題になっていたのは政務活動費から給与に付け替えてしまうということでした。給与となると領収書をつけなくて良いという話がうごいていましてびっくりしました。
http://mainichi.jp/articles/20151225/k00/00m/010/102000c
青山
先日、千代田区の特別職報酬等審議会におじゃましてきましたが、
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kuse/jinji/tokubetsushoku/h25.html
元議員をやっていた方が発言を忘れているなど話が前後しまくって座長はお困りになっていました。そもそもああいった方たちを招集して審議会を行う、わからないまま議事録無視でシャンシャンで終わらせてしまう、あまりに慣れ合いです。
日本独特のお役所にお任せする、といったこともそろそろ変わる時が着ていると思います。
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