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えっ、『病院への心づけ』にお金を包むの?!病院側の本音を聞いたら拍子抜け

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無事に出産を終え病室に戻った私は、旦那や両親が赤ちゃんを見て大喜びしている様子をぼんやり眺めながら、出産後の疲労感と達成感にぼ~っとしていました。

『あ~、これでやっと少し休める』

と、ほっとしていたのも束の間。

私の母がいきなり詰め寄ってきて、

「あんた、ちゃんと準備してるんでしょうね?」

と、一言。

「何のこと?」

と聞いたら、母はあきれた様子で

「ほら、あれよ、ア・レ!」

と言うだけ。

本当に何のことだかわからずに困っていると、母は信じられないといった様子で

「病院への心づけよ!ちゃんとお金用意してるの!?」

と言ったのです。

びっくりしました。

「心づけ」なんて、今時あげている人はいないと思っていたからです。

病室前の廊下にも確か『受け取りません』と書かれているポスターが貼られていたようなので、母にそのことを伝えましたが、

「あんな風に『心づけは受け取りません』みたいに書いてあるけれど、あれは建前で実際はみんなちゃんと渡すのが礼儀よ!」

と、やっぱり意見を曲げません。

面会時間が終わり帰る時にも、母は

「必ず退院までに準備しときなさいよ!」

と言い残していきました。

病院からもらった入院の手引きにも『心づけは受け取らない』と書かれていたので、何も考えていませんでした。

しかし母の話を聞いて、

「本当はみんなあげるのが普通なの?」

と、不安になってきました。

メールで先輩ママさんたちに聞いてみますが、みんな『あげてない』と言うだけ。

でも聞けば聞く程、

「みんなそう言いながら、実はあげてるんじゃ……」

と疑心暗鬼になってきます。

担当の看護師さんがやってきたので、聞いてみようかとも思ったのですが、お金の話なのでなんだか聞きづらくて結局聞けませんでした。

そうこうしている間に、退院の日。

悩みに悩んだ私は、お金を包むことはせずに、旦那にお菓子を買ってきてもらい、ナースセンターへと持参。

看護師さんたちは最初『お礼の品は受け取れない』と断っていたものの、結局最後には受け取ってくれました。

母は相変わらず、

「なんでお金をちゃんと包まなかったのか?」

と怒っていましたが、私はもうこれでいいと思いました。

赤ちゃんの1ヵ月健診の時、偶然看護師長さんと話をする機会があったので、勇気を出して心づけのことを聞いてみることにしました。

すると、看護師長さんは

「昔はそういう風習も確かにあったけど今はお金を渡されても断っている。お菓子とかは差し入れという感覚で受け取る場合もある。でも、一日に何人もの赤ちゃんが生まれて、同時に何人も退院していくので、正直なところ誰が何をくれたのかは覚えてもいないし、気にしてもいないのが本音。ごめんね」

と言ったのです。

これには私もびっくり。

でも、考えてみたら忙しい産婦人科の現場で、私は大勢の患者の一人に過ぎないのですから、実際はそうだろうなと納得しました。

母の言葉を鵜呑みにして、お金を包んでいかなくて本当によかったです。

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著者:かのぽむ

年齢:32歳

子どもの年齢:4歳の息子と1歳の娘

海辺の田舎町で4歳の息子と1歳の娘、二人の育児に奮闘中の専業主婦です。趣味は羊毛フェルトでハンドメイド作品を作ること。最近は月日の流れがとても早くて、毎日忙しいながらも充実した日々を送っているんだなと感じています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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