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夫の感想は「血がいっぱい…でも感動した」。帝王切開でも立ち会い出産できた!

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立ち会い出産を希望していた私。

ところが、胎盤の位置の関係で自然分娩では危険とのこと。

帝王切開での出産をすることになりました。

一旦は立ち会い出産をあきらめたのですが、助産師さんと話していると

「立ち会い出産できるよ」

と言われたのです。

出産をした病院は、非常事態ではない通常の帝王切開であれば、家族1人の立ち会いが可能でした。

そこで主人に帝王切開での立ち会い出産を提案してみました。

すると、

「帝王切開って、お腹を切る手術だよね?」

と、手術に立ち会うことにひるんでいるようです。

その日は結論が出ず、主人の気持ちが決まるまで先延ばしになりました。

出産予定日が近づき、主人と一緒に帝王切開手術の説明を受けていた時のこと。

先生から、

「ご主人はご出産に立ち会われますか?」

と、たずねられました。

「どうしようかな…」と、迷っている主人。

先生は

「だいたい、みなさん立ち会われますよ。お子さんのご誕生の瞬間ですからね」

と。

そばにいた看護師さん、助産師さんも、

「そうですよ」

「せっかくだから」

と、口々に勧めてきます。

その場の雰囲気に飲まれた主人は

「じゃあ、立ち会います!」

と決断しました。

先生は主人に、手術中は私の頭の位置に置いてある椅子に必ず座っているよう、何度も確認していました。

赤ちゃんが産まれる瞬間が近づくと、気になって椅子を立ってしまう人がいるそうです。

そして、そのような場合、たいていの人は、開いているお腹と出血量の多さを目にして卒倒するのだそうです。

「ご主人が倒れてもスタッフは誰も助けません。倒れた理由は明確なので、そのままにしておきます」

と笑いながら言っていた先生。

主人は神妙に聞いていました。

そうして迎えた出産当日。

もうすぐ赤ちゃんに会えるという喜びと、手術への緊張で落ち着きません。

手術時間が近くなると、主人も緊張してきたのか口数が少なくなっていました。

手術室に入ると、手術台へ横になりバタバタと準備をされました。

主人は私の頭のそばに置いてある椅子に座っています。

「がんばれよ」

という言葉と、握っていてくれている手が、私の不安をぬぐい去ってくれました。

先生が入室すると、あっという間に帝王切開手術が始まりました。

「時間見て!」

という声が聞こえ、

「ああ、産まれるんだな」

と思った時、赤ちゃんの泣き声が。

その声を聞いた瞬間、ものすごく大きな感情が押し寄せてきて涙があふれました。

主人も産声を聞いて、泣いてしまったようです。

「おめでとうございます!」

という先生たちの声にお礼を言うのも涙声でした。

出産して数日後、主人に立ち会い出産の感想を聞いてみました。

あれだけ泣いていたのだから、『感動した』とか『立ち会って良かった』という返事がくるだろうと思っていた私。

ところが、返ってきたのは

「血がいっぱい出てた。先生の手術着も床も真っ赤になってたし」

というもの。

・・・そこ?

私の表情から不穏な空気を察したのか、

「でも感動した。出産ってすごいよな」

と主人は慌ててフォロー。

今さら遅いんですけど。

それでも、手術中に心の支えになってくれたことに免じて、発言の順番を間違えたことは追及するのをやめておきました。

あの日、主人と共有した感動が私たちの子育ての原点になっていると感じます。

著者:シュガーバイン

年齢:30代

子どもの年齢:3歳

元気いっぱいの息子に、毎日振り回されつつ子育て中。「ママ、好き!」の言葉で、今日のイライラも疲れも吹き飛びます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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