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本当は生きている!突然の体温低下と出血まで、流産を受け入れられなかった私

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2回目の体外受精で初めて妊娠反応が出ました。

2年以上不妊治療をし、初めての妊娠。

グレードのいい受精卵だったので、このまま普通に子供ができるのだと思っていました。

妊娠発覚の翌週には胎のうも確認できました。

そしてさらに次の週の検診。

胎のうは少し大きくなっていましたが、心拍が確認できませんでした。

本来なら胎のうの真ん中がぴくぴくと動くらしいのです。

「残念ですが、心拍が確認できません。この時期に確認できないのは、流産していると思います…」

一瞬何を言われているかわかりませんでした。

別室のカウンセリング室に通され、看護師さんから流産後の処置の説明を受けました。

一通り説明されて、しばらくしてやっとお腹の子は死んでいるんだと説明されていることを理解しました。

その瞬間、どばーっと涙が出て、カウンセリング室で泣きました。

そして1週間後に手術をすることが決まりました。

赤ちゃんと妊娠していた組織などをきれいに除去する手術です。

自然に出てくることもあるそうですが、ちゃんと手術で除去しないと次の妊娠に影響するそうです。

私は不妊治療を始めてから、毎日基礎体温を測っています。

流産していると言われた次の日も基礎体温は高温期と変わらない数値でした。

体温計で測らなくても、体がぽかぽか温かく、高温期と変わらないことはわかっていました。

流産をすると低温になると説明を受けていたので、

「こんなに体がぽかぽかしているのだから、実は流産していないんじゃないのか」

と思いはじめました。

心拍は今なら確認できるんじゃないのか?

まだ生きようと頑張っているんじゃないのか?

ぽかぽかしている体が、まだ生きているよ、手術しないでと言っているようでなりませんでした。

本当は生きている!

私は流産しているという宣告を受け入れきれませんでした。

次の日も次の日も高温期は続きました。

やっぱり生きているのかもしれない。

しかし、宣告から4日後の夕方、仕事をしている最中に突然体がひやっと冷たくなりました。

突然体温が下がったのを感じたのです。

「あ…体温が下がった…。そうか、今死んじゃったのかもしれない」

体がみるみる冷えていくのを感じ、やっと流産している事実を実感しました。

入院前日、私は生理2日目のような出血をしました。

そしてお腹に違和感があり、トイレに行くとどろっとした大きな血の塊が便器の中に落ちました。

お医者さんから自然に流れてしまうことがあると聞いていたので、

「今のどろっとしたものがそうだったのだろうか…」

と、排水の奥に見えなくなってしまった赤ちゃんのことを思ってしばらくトイレで泣きました。

翌日入院して、検査をするとお腹の中はきれいでした。

手術する必要もなくなり、私は入院を取りやめ帰宅しました。

体温が下がって、塊がどろっと落ちて、やっとお腹に赤ちゃんが死んだということを受け入れました。

でも、いなくなった悲しみは子供を出産した今でも忘れられません。

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著者:あとり

年齢:35歳

子どもの年齢:2歳1カ月の女の子

1歳から保育園に娘を入れて、職場復帰。育児と仕事に奮闘中です。多忙で終電帰りの旦那とやんちゃなオス猫2匹と一緒に暮らしてます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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