体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【あたたかい寿司】関西の絶品料理!「蒸し寿司」を知っているか【料理解析・旅情編3】

f:id:Meshi2_IB:20160119181945j:plain

知られざる関西の味を求めて

我々夫婦は『メシ通』編集部のはからいで、東京から大阪へと遠征し『玉子サンド』そして『自由軒の名物カレー』と巡り、引き続き大阪の隠された味を探索しつつ、掘り起こしつつ徘徊中ですよ〜。

「京都で食べた蒸し寿司って覚えてる?」と私。

f:id:Meshi2_IB:20160119181946j:plain

「この時期、京都では冬の名物よねぇ」と妻。

「美味しかったよねぇ……。あれって大阪が発祥なのさ」(注:諸説あります)

「へぇ。ま、どうせお店を探してあるんでしょ?」

「え?」

「で、食べに行って家で再現しろって言うんでしょ?」

「うぃやぁ、だははは……」

へどもどしてしまいました。

「蒸し寿司」は別名「温(ぬく)ずし」とも呼ばれ、ちらし寿司を丼等に入れて蒸し上げたもの。関西地方の寿司店では冬限定で出される料理。京都の冬の風物詩と呼ばれたり、箱ずしと並び大阪寿司のひとつとされていたりもします。ただ、残念なことにこの蒸し寿司を出すお店は年々減って来ているようです。

この美味しさをちょっと食レポ風に書いてみると、

「すし飯は蒸すことによってフカフカになり、酢が程よく抜けてちょうど良いまろやかさに。穴子、椎茸、キクラゲ、イカ、桜でんぶ、錦糸卵、全ての具材が温められ、味が交互に現れて踊っているよう。こんな時、具材のまとめ役である錦糸卵は、出来ればちょっと太めのが良い。これにエビや銀杏、栗等がトッピングされれば言うこと無し! 冬の寒い夜に体が芯から温まること必至! まさに食べる温泉です!」

f:id:Meshi2_IB:20160119182027j:plain

と、いった感じでしょうか。はあ、早く食べたい……。 ただ残念なコトに、この記事が出る頃には蒸し寿司のシーズンは終わっちゃってるんですよね(大体11月から翌年の3月末まで)。

でも、4月の花冷えの頃や、5月にちょっと疲れちゃった時にもこの蒸し寿司ってとっても合うし癒されると思うんです。「ちらし寿司を蒸すと、こんなに優しい食べ物になるんだ」という感動は、オールシーズンでいけると思うので。

要するに「シーズン終わってお店で食べられない」ならば自宅で作ってしまえ、と。

さて我々は桜川にある某老舗寿司店へ。お爺さんが一人で切り盛りしていて、仕出しが中心だそうですが、席でも食べられます。

f:id:Meshi2_IB:20160119181947j:plain

あらかじめ予約しておいた蒸し寿司とビール等を注文して席で待つこと15分。

f:id:Meshi2_IB:20160119181948j:plain

ほほう。

ちょっと小振りの丼の蓋を開けると、

f:id:Meshi2_IB:20160119181949j:plain

錦糸卵に桜でんぶ、キクラゲ、海苔、栗、そして巨大なイカがのっています。

f:id:Meshi2_IB:20160119181950j:plain

頂きます。

f:id:Meshi2_IB:20160119181951j:plain

こ、これは……!?

食べ進めると中に椎茸やたくさんの穴子が入っています。

無骨な外見で、一口目はさほど感動しなかったのですが、食べ進めるうちにじわじわと旨さが立ち上がって来ます。

華やかさはないが渋〜い美味しさ。

お店を後にし、歩きながら

1 2 3 4 5次のページ
グルメ
メシ通の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。