体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

多種の宗教が混在する国!インドネシアの宗教事情

Photo credit: Achmad Rabin Taim via flickr cc

Photo credit: Achmad Rabin Taim via flickr cc

こんにちは。Compathy MagazineライターのOkkAです。
インドネシアは様々な民族が住む国です。そのため国民が信仰する宗教は複数あり、憲法上でも多様性が認められています。無宗教の人が多い日本とは宗教に対する考えが大きく違いますね。今回は宗教を通してインドネシアのことを知ってみましょう。

インドネシアの多様な宗教

5大宗教について

宗教国家であるインドネシアでは「イスラム教」「ヒンドゥー教」「仏教」「キリスト教プロテスタント」「キリスト教カトリック」の5大宗教が信仰されています。
宗教人口としては、イスラム教(約87%)、キリスト教プロテスタント(約7%)、キリスト教カトリック(約3%)、ヒンドゥー教(約2%)、仏教(約1%)と国民の大半がイスラム教を信仰していますがインドネシア政府は5大宗教全てを国教としていて、どの宗教も憲法上で平等に権利が保障されています。

トゥーハン

どの宗教も平等の権利が保障されていることは、インドネシア統一時の宣言で神様を表す言葉にイスラム教の神様である「アッラー」ではなく「トゥーハン(Tuhan)」が使用されたことからも見て取れます。
トゥーハンはインドネシア語で「各々が信仰する宗教の神様を崇めなさい」という意味で、様々な民族から成り立つインドネシアを統一するためには不可欠な配慮だったのでしょう。

神鳥ガルーダ

インドネシアの国章に描かれているイスラム教の神鳥ガルーダの足に挟まれている巻物には「多様性の中の統一」を意味する「Bhinneka Tunggal lka」の文字が書かれています。
胸のエンブレムにはインドネシア建国時の5大原則である「唯一神への信仰」「公正で文化的な人道主義」「インドネシアの統一」「合議制と代議制における英知に導かれた民主主義」「全インドネシア国民に対する社会的公正」が表されています。

イスラム教

Muslim Women by knittymarie, on Flickr
“Muslim Women” (CC BY-SA 2.0) by  knittymarie 

国民の約87%を占めるイスラム教徒の日常生活には、5行と呼ばれる以下の5つの戒律が深く関わっています。

1. 信仰告白

信仰の告白として「アッラーを唯一神とし、ムハンマドはその使徒である」と唱えます。

2. 1日5回のお祈り

明け方、午前、午後、日没後、就寝前にメッカに向かってお祈りしなければいけません。お祈りの前には顔、首、腕、手、足など肌が露出している部分を水で洗い清めます。お祈りは必ず行わなければならないので、意外な場所でお祈りしているイスラム教徒を見かけることもあります。

3. 喜捨

喜捨とは豊かな人が貧しい人にする施しです。政府による援助や地域の人たちからの援助が行われています。

4. ラマダン月の断食

1年に1度、4週間の間断食が行われます。この期間の日の出から日没までの間は飲食が一切できません。断食が行われる理由として「飢えの辛さを味わうことで当たり前のように過ごせている日々の有り難さを再認識できる」などがあるようです。

5. メッカ巡礼

イスラム暦第12月はメッカ巡礼が行われる月です。イスラム教徒の義務とされていますが、サウジアラビアにあるメッカへ行くには多額の費用がかかるため経済的になかなか行けない人もいます。そのためイスラム教徒の人々はメッカ巡礼を目指して日々の仕事に励んでいます。
イスラム教徒にとってメッカ巡礼は人生最大のイベントと言えるでしょう。

ヒンドゥー教

1 2次のページ
Compathyマガジンの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。