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頭の傷をホチキス処置…正視できず息子を抱きしめた。一瞬の気の緩みからケガに

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主人と息子、私の3人で家の近所を散歩した日のことです。

当時1歳半を過ぎて、歩き方もしっかりしてきていた息子。

私も主人も、息子を連れての外出に歩き始めのような緊張感はなくなってきていました。

散歩のついでに出そうと手紙を持っていた私は、ポストを見つけて小走りでそちらへ行きました。

すると息子が私を追って走り始めたのです。

ちょっと主人が目を離したすきのことでした。

「ギャー!」

という息子の叫び声に振り向くと、道に横たわる息子を主人が抱き起こしています。

明らかにいつもとは違う泣き方をしている息子。

慌てて私も駆け寄りました。

「転んだ。頭を打った」

と主人。

私の姿を見て、息子が手を伸ばしてきたので抱き寄せました。

息子を抱き

「痛かったね」

と頭をなでた私の手に、何か濡れた感触がありました。

ドキッとして自分の手を見てみると、べっとりと血がついています。

主人が

「あそこに血がついてる」

と指さした先には、道に落ちていた金属のもの。

その角は血で赤くなっていました。

大きな傷なのか確かめようと息子の後頭部を見たところ、血がどんどん出てきます。

急いで自宅へ戻り、車で救急外来のある病院へと急ぎました。

傷口をタオルで押さえていたのが功を奏したのか、病院へ向かう途中で出血は止まりました。

泣き続けていた息子も泣きやみ、じっとしています。

傷口を確認してみようとしましたが、髪の毛にべっとりとついた血が固まっていて、よく見えません。

髪の毛をひきはがすのは怖いので、そのままにしておくことにしました。

病院へついて救急外来の受付を済ますと、看護師さんの問診で

「頭のケガなので脳外科を受診してください」

と言われました。

『脳外科』という言葉がずしんと重くひびきました。

診察室へ入ると、先生が傷口に張り付いた髪の毛をゆっくりとはがしました。

痛みと不安のせいか、息子は離れるのを嫌がって、しっかりと私に抱きついたままです。

傷口が後頭部だったので、それでも診察はできましたが、目の焦点が合っているかという確認だけはできないままでした。

傷口の大きさから、ひと針縫うことになりました。

縫うのは、医療用ホチキスを使うことに。

「麻酔を打つのとホチキスと、どちらも同じひと針なので麻酔なしで行きましょう」

と言われました。

息子は相変わらず私にしがみついたまま。

「そのままの状態で行きます」

と、息子をしっかりと抱いているよう言われ待っていると、先生が大きなホチキスを持ってきました。

怖すぎる・・・。

頭にホチキスを打つところを目の前で見る勇気はなく、目をそらして息子を抱きしめました。

息子は傷口の方の痛みが強いためかホチキスで泣くこともなく、ほんの一瞬で終わりました。

その後、症状が急変した場合の注意など説明を受け、その日は帰宅しました。

抜糸のため病院へ行ったのは1週間後。

ホチキスと言うと、文房具のホチキスしかイメージできなかった私は、抜糸も同じようにぐいっと抜くのかと恐れていました。

しかし、先生の取りだしたのは、はさみ。

傷口を消毒して、ホチキスをパチンと切って、おしまい。

息子が泣くひまもないほどの短時間で終了でした。

髪の毛で隠れていることもありますが、今では傷口もすっかり見えなくなりました。

けれど、ほんの少し違えば、取り返しのつかないことになっていたかもしれない頭のケガ。

ちょっとした気の緩みが引き起こしてしまったのだと、息子の後ろ姿を見ては思い出して反省しています。

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著者:シュガーバイン

年齢:30代

子どもの年齢:3歳

元気いっぱいの息子に、毎日振り回されつつ子育て中。「ママ、好き!」の言葉で、今日のイライラも疲れも吹き飛びます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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