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「そこをなんとかお願いします!」長女が入院、次女は待機児童…役所の窓口で号泣

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次女が生まれてすぐに長女の持病が悪化し、長期入院を余儀なくされました。

新生児と、付き添いが必要な病気の子ども2人を抱えて

「私がもう一人いないとどうにもならない!」

と、物理的な人手不足に困り果てていました。

近くに身内はおらず、頼れる人がいません。

残念ながらあまり裕福ではなく、ベビーシッターを頼むわけにもいかず、夫が仕事を休むのにも限界があります。

新生児の今は無理でも、入園可能な生後57日になったら保育園に預かってもらおうと役所に相談することにしました。

我が家は全国でもトップクラスの待機児童数を誇る地域在住でしたが、このようなのっぴきならない状況であれば入れてもらえるだろうと思ったのです。

早速、次女とともに役所に相談にいくことに。

まずは窓口にて我が家の状況を説明します。

担当の方は

「それは大変ですね」

と神妙な面持ちで話を聞いてくれました。

その表情に手ごたえを感じた私は

「これはいけるぞ!」

と8割方通った気でいたのですが、担当の方から返ってきた言葉は

「それでは申し込みをしていただいて、選考に通りましたらご連絡致します」

という、予想外なものでした。

選考は保育園に空きができ次第行われるそうですが、0歳児の空きが出ることはほとんどないそうです。

そして母子家庭が優先されるので、両親がそろっている我が家の場合は優先順位が下がると説明され、目の前が真っ暗になりました。

改めてのっぴきならない状態であることを説明したのですが

「決まりですので」

の一言で片付けられてしまいます。

結局、保育園の申込書類と、児童養護施設の赤ちゃん版である乳児院の案内を手に帰宅しました。

保育園と乳児院。

2つの選択肢を前にモンモンとしましたが、乳児院に入れて次女と離れて暮らす生活は、想像しただけでも胸が張り裂けそうでした。

なにか他に手はないかと情報を集めていたところ、

「泣き落としでどうにかなった」

というエピソードを発見。

「!」

私は翌日、泣く気満々で再度、役所の窓口に向かいました。

昨日と同じ担当の方を前に

「選考を待っていられる状態ではない」

「乳児院で離れて暮らすのは辛い」

ということをもう一度切々と訴えました。

本当に泣いてやる!と思っていたのですが、“鼻をすすりながら目頭を押さえる”という、三文役者以下の残念な演技に。

そんな自分がとても情けなくなり、病気の長女と、産まれたばかりなのに母親から離されてしまいそうな次女、そして仕事を休んで長女に付き添う夫のことを思うと、情けないやら悔しいやらで自然と涙が溢れてきました。

そんな私をみた担当の方の

「お気持ちはわかりますが、決まりですので…」

という言葉でなにかが吹っ切れ、

「そこをなんとかお願いします!もうどうしようもないんです!この子を保育園に入れてやってください!」

と役所の中でとうとう大泣き。

大女優も真っ青(?)の本気泣きとなってしまったのですが、もちろん担当の方の冷静な対応は変わらず…。

ダメ押しの『決まりですので』というセリフにとどめを刺され、トボトボと家路につきました。

結局、次女は乳児院にお世話になることに。

数ヶ月後、長女は無事に退院し、次女もすぐに家に帰ってきました。

家族そろって平和に暮らせるようになった今、待機児童のニュースを聞く度に役所で大泣きしたことを思い出します。

待機児童問題、身をもって体験した私は、1日もはやくこの問題が解消されることを願うばかりです。

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著者:ポチョムキン

年齢:30代

子どもの年齢:4歳と2歳の女の子

東京の隅っこでのんびり暮らしています。

女子力低めの女系家族なので、お菓子作りで女子力を上げて行きたいと奮闘中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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