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突き刺さる冷たい視線…お友達とうまく遊べない娘。支援センターに行くのがこわい

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あれは娘が一歳を迎える少し前のこと。

わたしは娘を連れて、地域の子育て支援センターに遊びに行きました。

妊娠中、切迫早産で参加予定だった母親学級に行けず、ママ友と呼べる存在が身近にいなかったわたし。

仲良くなれる人がいたらいいなぁと、期待に胸を膨らませて支援センターへ向かいました。

登録を済ませ中に入ると、場所見知りも人見知りもしない娘は、家にない目新しいおもちゃに興味津々。

確認をするように、ひとつ遊んではポイ、また次のおもちゃをひっぱり出してはすぐに飽きてポイ…を繰り返していました。

周りを見渡すと、ママたちは既にいくつかのグループに分かれて親しくしているようです。

心の中で(これは入りづらいな)と感じました。

当時の娘は、イヤイヤのピークでした。

お友達の遊んでいるおもちゃを奪おうとしたり、自分のテリトリーに入られるのを拒んで突き飛ばしたり…。

よその子にケガを負わせてしまうことがないよう、わたしは娘から目が離せませんでした。

いっぽうで、周りのママたちは子どもたちから離れ、自由に談笑をしています。

うらやましくて、仕方がありませんでした。

どうして、うちの子はこんなに乱暴なのだろう。

娘と比べると、よその子たちはとても穏やかなおりこうさんに見えました。

それでも何度か通うようになったころ、何人かのママが話しかけてくれるようになりました。

連絡先を交換することはありませんでしたが、娘の相手をしながら少しだけ会話ができるようになりました。

そんな矢先のことでした。

娘が、親しくしてくれたママのお子さんが遊んでいたおもちゃを取り上げようと手を伸ばしたのです。

月齢も、体格も娘のほうが上。

力だって、きっと上です。

揉み合いになり、おもちゃを取り上げた娘が振り上げた手が、彼女の子どもの額を打ちました。

すぐにわーっと泣きはじめた子に、

「ごめんね、大丈夫?」

と頭を下げて謝罪をしましたが、ママの視線は冷たいものでした。

「どこか専門的な病院に診せたらどう。そんなに乱暴なのって絶対におかしい」

それから、わたしは支援センターや児童館に子どもを連れて行くのが恐ろしくなりました。

また突き飛ばしてしまうのではないか。

ケガを負わせてしまうのではないか。

意地悪をしてしまうのではないか。

子どもから離れておしゃべりをしているママたちがうらやましくて、卑屈にもなりました。

「頑張って向き合おうとしているのに、どうして乱暴にするの」

と、娘を責める気持ちすらありました。

そういう日々に半年ほど悩んでいると、娘は次第に穏やかになっていきました。

時期的なものだったのだと思います。

きっと発達の過程で必要なものだったのだろう、とも。

けれどわたしにも『支援センターがこわい』日々が確かにあったのです。

あれから2年が経ちましたが、同じように悩んでいるママに出会うと、わたしもそうだったんだよ、と声をかけずにはいられません。

著者:シノヅカヨーコ

年齢:28歳

子どもの年齢:3歳0ヶ月

子育てにまつわるコラムを中心にライター業をしています。近頃はインドア派の娘とお人形遊びに明け暮れる毎日です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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